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イタリアブックフェア 2015

日本語で読むイタリア

イタリア関係の本をまとめて手にしていただくまたとない機会で、春の恒例となった「イタリアブックフェア」は、第7回を迎えます。今年も2012年以降に出版された約700点のイタリア関係の日本語の本のほか、イタリア語書籍やCD,DVDを販売します。本にまつわる多彩なイベントのほか、今年開催されるミラノ万博の開幕を前に、イタリア政府観光局のセミナーも開催されます。また、特別イベントとして、イタリアの各分野を牽引するカリスマたちへのインタビューで構成されたテレビ番組の上映も行われます。それぞれのテーマに関連する本を集めてご来場をお待ちしています。 

【同時開催イベント】


 


著者・翻訳者による本の紹介  入場無料


●3月28日(土)14:00~15:00 場所:B1F 視聴覚室三浦陽一 『ガイドブックには載らない Amore!イタリア㊙旅行術』(メイツ出版)旅行先としては今でも日本人には大変人気の高いイタリアなのに、実際にでかけてみたら今一つと言 う人が多いのはなぜでしょう。イタリアで旅をスムーズに進めるためのポイントが他の欧米諸国とちょっと違っているからではないでしょうか。観光でも仕事で も、こうしたポイントを予め理解することで楽しく快適にイタリアを旅行できるのです。レストランでの注文の仕方、ホテルでの注意事項、街歩きの際のちょっ とした視点など、皆さんがイタリアを十倍楽しめるポイントをお話ししたいと思います。


 


●4月4日(土)14:00~15:00 場所:B1F 視聴覚室栗原俊秀 「文学作品が描く『イタリアと移民』」アマーラ・ラクース著『ヴィットーリオ広場のエレベーターをめぐる文明の衝突』/『マルコーニ大通りにおけるイスラム式離婚狂想曲』、ジョン・ファンテ著『デイゴ・レッド』(以上未知谷)イタリアの現代史は「移民」と深いかかわりを持っています。十九世紀末から二十世紀の半ばにかけ ては、アメリカ大陸や北ヨーロッパへたくさんのイタリア人が移住していきました。一方で、第二次大戦後に「奇跡の経済成長」を成しとげたイタリアは、アフ リカ、東欧、南米やアジアから、移民を引きつける立場になりました。イタリア系アメリカ人のジョン・ファンテや、アルジェリア系イタリア人のアマーラ・ラ クースなどを中心に、「イタリアと移民」をめぐる文学作品の魅力をご紹介します。


 


●4月5日(日)11:30~12:30 場所:B1F 視聴覚室池田匡克 「現代イタリアにおけるパスタのアイデンティティ」 今回のブックフェアで販売予定の『ガルガのクチーナ・エスプレッサ』『極旨パスタ』『Dolce!イタリアの郷土菓子」』『アマルフィとカプリ島』などの取材こぼれ話を中心に現代イタリアにおけるパスタの位置づけとアイデンティティ、またイタリア料理とレストラン最新事情などをフィレンツェでの取材歴16年、イタリア国立ジャーナリスト協会会員である著者が幅広くお話しいたします


 


●4月11日(土)11:30~12:30 場所:B1F 視聴覚室長友姫世『オリーブオイル・ガイドブック』(新潮社)現在、その輸入量は世界第4 位と、私たち日本人の食生活において身近な存在となってきたオリーブオイル。オリーブオイルとはどのように作られる食品? オリーブの品種はどれくらい? オイルの鑑定士とは? 料理との組み合わせ方や保存方法とは? 健康や美容との関係は? さまざまな角度から見ていくと、単なる油としてではなく、奥深い魅力 的な姿に出会えます。イタリア政府公認のオリーブオイル鑑定士が、生産現場の裏話も交えながら、香りや味わいの異なるイタリアオリーブオイルの個性を多様な地域性とともに紹介し、使い方のヒントをお話しします。●4月11日(土)14:00~15:30 場所:B1F 視聴覚室松嶋健 『プシコ ナウティカ―イタリア精神医療の人類学』(世界思想社)なぜイタリアは精神病院を全廃したのか? 精神病院から地域への移行で何が生じたか?  地域精神保健サービスの現場でいま何が行なわれているのか?  7年にわたるフィールドワークをもとに、人類学者がイタリアの精神医療の歴史と現状を描き出しその背景にある思想に迫った本書は、現代の日本をも鋭く照射します。精神医療の問題と、そこから見出されるイタリア人独特の「生の哲学」について著者が語ります。●4月11日(土)16:00~17:00 場所:B1F 視聴覚室本多孝昭『本気で学ぶ中・上級イタリア語』(ベレ出版)畑違いの道を歩んでいた私が、どうしてイタリアの文化に興味を持ち、イタリア語の勉強を始めるようになったのか。通訳案内士の資格を取り、通訳、翻訳、語学学校の教師を経験し、果ては、文法書の執筆にまで至ったのか、そのときどきの思い出話を交えながら、目標と意欲をもって勉強されている皆さんの学習の一助となるアドヴァイスを、今回執筆した「本気で学ぶ中上級イタリア語」のコンセプトと関連づけながらお話したいと思います。 


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