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イタリアブックフェア 2014

日本語で読むイタリア

「第6回イタリアブックフェア 2014 日本語で読むイタリア」

春の恒例となった「イタリアブックフェア」を今年も開 催します。会期中は、イタリア関係の日本語の本をはじめ、イタリア語書籍やCD、DVDなどを展示・販売します。今年は、2011年以降に刊行されたもの を中心に約700点の日本語の本を集めました。イタリア関係の出版物をまとめて手にしていただくまたとない機会です。

特別展示:ピノッキオ再発見!
児童文学作品としてあまりにも有名な『ピノッキオ』。それでも、ディズニー以外のピノッキオ像を思い浮かべられない方、物語を通して読んだことがない方も多いことと思います。今回の展示がピノッキオとあらためて出会い、見直す機会となれば幸いです。

イラスト展「彼女たちのピノッキオ」
企画:ジェノヴァ県図書館システム/子どもの本の雑誌“Andersen”
『ピノッキオ』の挿絵は、初版以来ほとんどが男性によって描かれていることに注目し、女性が手がけた作品を展示するというアイデアがイタリアで生まれました。『ピノッキオ』全36章の物語を、36人の女性イラストレーターがそれぞれ独自の感性とスタイルで描き出します。

「ピノッキオの本棚」 -祖父江慎氏コレクションを中心に- 
『ピ ノッキオ』は1881年のイタリアでの誕生当時から、時 代ごとに多彩な挿絵が付されて世に出ており、日本でも歴代の翻訳・再話に多くの作家や画家がかかわってきました。本展では、イタリアの主だった挿絵画家の 仕事とともに、日本で出版されてきたさまざまな『ピノッキオ』を、ブックデザイナー祖父江慎氏の蔵書やイタリア文化会館所蔵資料を中心にご紹介します。
協力
: 板橋区立
いたばしボローニャ子ども絵本館


4月11日(金)18:30-19:30 場所:B2F
ホワイエ祖父江慎トークショー 「海をわたり、変わり続け、止まらない『ピノッキオの冒険』」『ピノッキオ』の破天荒な物語は挿絵画家を大いに刺激し、多数のイラストレーターによる様々な書籍が生まれています。中学時代に日本で放映されたイタリアのテレビドラマを見て『ピノッキオ』に“はまった”というブックデザイナーの祖父江慎氏。以来、日本と英米で出版されたものを中心に、集めた『ピノッキオ』は850冊を越え、「ピノッキオの本棚」の誕生に至りました。今回のトークでは、氏が自らの蔵書を通してみたピノッキオの描かれ方とその変遷を愛情こめて語ります。

お申込み方法:電子メールで、件名を「4月11日祖父江氏トーク」として、お名前、お電話番号、参加人数を明記の上 biblioteca2.iictokyo@esteri.it までお申し込みください。


著者・翻訳者による本の紹介 

4月4日(金) 19:00-20:30 場所:B2F
ホワイエ著者来日記念講演会 ~生まれてこなかったあなたへ~『誰も知らないわたしたちのこと』(紀伊國屋書店) シモーナ・スパラコ(作家・脚本家)  不妊の末に授かった息子には、出生前診断で重大な疾患が発見された……みずからの体験をもとに描いて大きな反響を呼んだ、イタリアのベストセラー『誰も知らないわたしたちのこと』の著者が、イタリア最高の文学賞・ストレーガ賞最終候補作にもなった本作品について語ります。通訳付き。


お申込み:件名を「4月4日生まれてこなかったあなたへ」として、お名前、お電話番号、参加人数を明記の上、 biblioteca2.iictokyo@esteri.it まで電子メールでお申し込みください。

4月5日(土)15:
00-16:00  場所:B1F視聴覚室
『赤ちゃんのためのおいしいレシピ』(グレイマター)
アドリアーナ・ヴァッローネ(イタリア料理研究家)
で きるだけ早く離乳を始めようとする日本のやり方に比べ、イタリアでは離乳食の開始は遅ければ遅いほどよいという考えです。東京でイタリアの家庭料理教室を 始めて15年。 日本の台所事情にも精通する筆者が、日本の食材、日本でも手に入れやすい食材を中心に紹介するイタリア式の離乳食レシピ。月齢に応じて与えてよい食材が一 目で分かる便利な食品カード付で、大人が食べてもおいしい、赤ちゃんのためのレシピが満載されています。(日本語での紹介)

4月6日(日)14:30-15:30  場所:B1F視聴覚室
『イタリア・モード小史』(知泉書館)
伊藤亜紀(国際基督教大学教養学部教授)
「モー
ド」といえば、フランスか? 否。アルマーニ、プラダ、ヴェルサーチ、フェラガモ….イタリアも天才デザイナーの名には事欠かない。しかしイタリアが過去 数世紀間、フランスの後塵を拝していたのもまた確かである。なぜミラノやフィレンツェは、20世紀にファッションの中心地となり得たのか? 中世末期から 現代までのイタリア・モードの栄枯盛衰を、「仕立屋」「奢侈」「オリエンタリズム」「フェティシズム」「子ども」などのキーワードで読み解く。

4月6日(日)16:
00-17:
00  場所:B1F視聴覚室
『聴ける!読める!書ける!話せる!イタリア語初歩の初歩』(高橋書店)
アントニオ・マイッツァ(イタリア語講師)
ブログ:http://profile.ameba.jp/antonio-maizza/
イ タリア語は難しいというイメージがありますが、イタリアの日常で使われているものは非常に簡単です。この本は実際に使われているイタリア語と文学で使われ ているイタリア語の大きな違いを指摘し、『イタリア語ってこんなに簡単だったんだ!』と思わせるほどわかりやすい内容です。独学で日本語をマスターした著 者ならではの語学習得のコツが満載です。イタリア旅行を楽しみたい方にお勧めです。

4月10日(木) 15:00-15.30 場所:ブックフェア会場内
『イタリアワイン㊙ファイル――日本人が飲むべき100本』(文藝春秋)
ファブリツィオ・グラッセッリ(建築家、「ダンテ・アリギエーリ協会」東京支部会長)
「日本のワイン愛好家は、ソムリエ、レストラン、ショップに、まるで羊の群れのようにコントロールされている」と危惧する著者ファブリツィオ・グラッセッリさんは、在日歴20年以上の建築家。現在はイタリア文化団体「ダンテ・アリギエーリ協会」東京支部の会長を務め、同団体が設立したイタリア語学校「イル・チェントロ」校長でもあります。4歳でワインと出会い、天才的な鑑定眼(舌?)と、自ら生産者となった経験も踏まえて「ソムリエ殺し」の異名をとるファブリツィオさんが、イタリアワインと日本をこよなく愛するがゆえに、時に辛口に、我々の「間違いだらけのワイン選び」を糺してくれます。

4月12日(土)  14:00-15:00  場所:B1F視聴覚室
『白菊物語』(コシーナブックス)
佐藤直司(公認会計士、日本バレーボールリーグ機構理事)
第一次世界大戦の直前から関東大震災に至るまでの時期、映画は庶民の娯楽として急速な発展を遂げました。しかし、当時イタリアが世界に冠たる映画生産国で あり、我が国の映画人に大きな影響を与えたという事実は意外に知られていません。本書では大正ロマンの真っ只中日本にやってきた名もなきイタリア人実業家 と彼らと袖触れ合った日本人たちの生きざまを通じ、映画製作と国際貿易における歴史に埋もれた日伊交流を描き出します。

4月14日(月)  13:00-14:00  場所:B1F視聴覚室
『名作短編で学ぶイタリア語』(ベレ出版)
関口英子(翻訳家)、白崎容子(元慶應義塾大学教授)
イ タリア語の文法をひと通り終え、新た なステップを踏み出したいと考えている方に、魅力的な作家たちの文章を原語で味わっていただきたい、そんな思いで、短編小説を題材に文法解説つきの対訳本 を編んでみました。ピランデッロ、ブッツァーティ、モラヴィア、タブッキ、ベンニをはじめとする9作家