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フランチェスコ・M. カタルッチョ 講演会 「ウフィッツィ美術館」

イタリアの美術館・博物館

ウフィッツィ美術館は、世界有数のコレクションを誇り、年間170万人もの来館者があります。ヴァザーリが設計した〝川沿いに宙に浮くように”建つU字型の美しい建物は、明るく広い廊下と不規則ないくつかの展示室からなっています。 この美術館のもとになったのは、ヴェッキオ宮殿内の〝秘密の部屋“にあったメディチ家のフランチェスコ1世の蒐集品です。美術と錬金術に魅せられたフランチェスコ1世は、ここを〝驚異の間”とし、考古学的資料、防腐処理を施した動物、貴石などを展示しました。その後ウフィッツィ美術館内の八角形の間トリブーナに移されたこれらの収集品は、来館者を驚嘆させ、フィレンツェの街にある方向性を示しました。とりわけ、数十枚の著名人の肖像画は、今もなお、ウフィッツィ美術館のコレクションの最も重要なものとなっています。ウフィッツィ美術館は短時間ですべての展示品を見ることはできません。往々にして有名な絵画だけを見て、あまり知られていない名品は見過ごしてしまいがちです。そこで、本講演では、ウフィッツィ美術館のコレクションの全体像をとらえる一助となるよう、 知名度の低いものも含めた7点の作品をとりあげて解説します。

日伊逐次通訳付

ジョッティーノ 「ピエタ」(1360年)フィリッポ・リッピ 「聖母子と二人の天使」(1465年頃)サンドロ・ボッティチェッリ 「誹謗」(1495年頃)レオナルド・ダ・ヴィンチ 「受胎告知」(1472年頃)ジョヴァンニ・ベッリーニ 「宗教的寓意」(1490年、あるいは1504年)ミケランジェロ・ブオナローティ 「聖家族」(1506年から1508年頃)セバスチャーノ・デル・ピオンボ 「アドニスの死」(1512年頃)ディスカッサント:小佐野 重利(東京大学大学院教授)

お申し込み:件名を「11月26日講演会」として、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。
お問い合せ:イタリア文化会館 Tel: 03-3264-6011(内線13, 29)

プロフィール
1955年生まれ。作家。フィレンツェとワルシャワで、哲学と思想史を修める。現在ミラノにある 「フリゴリーフェリ ミラネージ」 芸術文化センター センター長。Il Sole 24 Ore紙、ilpost.it,
Inventario誌の文化面にも寄稿。近刊のLa memoria degli Uffizi (ウッフィツィ美術館の記憶), Palermo,
Sellerio, 2013 他著書多数。

  • 主催: \N
  • 協力: \N