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バッハのソナタ 他者の苦痛を前にして

イタリアンコンテンポラリーダンスの現在(いま)

「バッハのソナタ-他者の苦痛を前にして」は11の振付作品から成っている。各作品は、近年紛争が勃発している世界の11の 町(サラエヴォ、キガリ、スレブレニツァ、テルアビブ、ジェニーン、バグダッド、イスタンブール、ベスラン、ガザ、ベンタルハ、カブール)に対応し、それ
ぞれ、凄惨な出来事が起こった具体的な日をテーマとして取り上げている。バッハの音楽やダンサーの動き、そのなかに見られるイタリア美術への言及(マン テーニャ、ティエポロ、ポントルモなど)は、圧倒的な美、しかし悲惨な状況下では存在しえない美を呼び起こそうとしている。その矛盾に満ちた美は、戦争へ
の恐怖や苦痛に対する抵抗の行為でもある。

お申し込み:件名を「12月4日公演」として、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。
お問い合せ:イタリア文化会館 eventi.iictokyo@esteri.it Tel:
03-3264-6011(内線13, 29)

演出・振付:ヴィルジリオ・シエニ
出演:ジュリア・ムレッドゥ、サラ・ズグオッティ、ヤリ・ボルドリーニ、ニコラ・チステルニーノ
音楽:J.S.バッハ ソナタ BWV1027,
1028, 1029
ピアノ:藤野まり チェロ:ピーター・クラウス
映像:アドリアーノ・ソフリ作ドキュメンタリー映画「サラエヴォの犬と子どもたち」(1994)より
制作:ヴィルジリオ・シエニ・カンパニー
協力:キャッソダンツァ・フェスティバル、レッジョ・エミリア・ダンツァ・フェスティバル、CANGO
協賛:イタリア文化財・文化活動省、トスカーナ州、フィレンツェ市

プロフィール
ヴィルジリオ・シエニ Virgilio Sieni  振付家、ダンサー
フィレンツェ生まれ。アムステルダム、ニューヨーク、東京でバレエとコンテンポラリーダンスを修める。その他、美術、建築、武道も学ぶ。1983年にパルコ・バタフライ・カンパニーを結成。その後、1992年にヴィルジリオ・シエニ・カンパニーとなる。イタリアの主要なダンスカンパニーのひとつであり、国内はもちろん、アヴィニョン演劇祭、リヨン・ダンス・ビエンナーレなどヨーロッパのフェスティバルにも参加する他、主要劇場でも公演している。1990年代初頭から、ミラノ・スカラ座やフィレンツェ市立劇場、ナ ポリ・サンカルロ劇場、パレルモ・マッシモ劇場、ローマ・オペラ座などイタリアの主な劇場から振付家として作品を委嘱される。作品では、世界的に著名な美
術家、音楽家、作曲家などとコラボレーションしている。イタリアの主要な演劇賞Ubu賞を3度受賞(2000年、2003年、2011年)。2007年制作の「バッハのソナタ 他者の苦痛を前にして」は、ダンツァ&ダンツァ賞を受賞した他、M.グワッテリーニが著作「ダンスのABC」のなかで、この100年で最も重要な振付がなされた作品16のひとつに挙げている。2011年シエニは、ロ・ストラニエーロ賞、批評家賞、Ubu特別賞という3つの主要な賞を受賞している。2003年からフィレンツェでCANGOを主宰し、ダンサーに活動の場を与えている。2007年には「身体表現アカデミー」を創立。2013年にフランスよりシュヴァリエ章を受勲。2013年よりヴェネツィア・ビエンナーレのダンス部門ディレクター。

 

 

 

  • 主催: \N
  • 協力: \N