監督:F.ロザーティ・フリーマン、P.デミリア
プロジェクト「イタリアのドキュメンタリー映画」
2015年に予定している一連の上映会「イタリアのドキュメンタリー映画」の第1弾です。
作家で人類学者のロザーティ・フリーマン氏とジャーナリストのデミリア氏が、中国雲南省の瀘沽湖周辺に住む母系社会のモソの人々を取材し、撮影した作品を上映します。
モソの社会では、ダブと呼ばれる女家長が家を仕切っており、子どもは母親の姓を継ぎます。父親は自分の子どもに愛情をもって接することはできても、権利も義務ももちません。世界で主流となっている父系社会の普遍性に対するある種の挑戦ともいえるこの社会の形を紹介します。
なお、上映後にデミリア氏による解説があります。
(DVD上映、2014年、イタリア語版日本語字幕付、56分)
お申し込み:件名を「1月30日上映会」として、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。
お問い合せ:イタリア文化会館 eventi.iictokyo@esteri.it Tel. 03-3264-6011(内線13, 29)
フランチェスカ・ロザーティ・フリーマン Francesca Rosati Freeman
作家、人類学者。中国雲南省に何回も赴き、モソの人が暮らす村々に長く滞在した。この社会に関しての著作に「女の国へようこそ」(Benvenuti nel
paese delle donne, 2008年)がある。
ピオ・デミリア Pio d’Emilia
ジャーナリスト、作家。30年以上アジアで暮らす。イタリアの主要日刊紙「マニフェスト」や雑誌「エスプレッソ」に寄稿。現在は、Sky
Tg24の東アジア特派員。日刊紙「イル・ファット・クオティディアーノ」にも寄稿している。