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上映会「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」

企画・監修:フランコ・マルコアルディ

シリーズ イタリアのドキュメンタリー

詩人で作家のフランコ・マルコアルディが企画し監修した「Grand’Italia 現代イタリアのカリスマたち」は、マルコアルディが、長年にわたってイタリア各界を牽引し、現在も第一線で活躍し続けている6人にインタビューしてできた作品です。その6人とは、建築家レンツォ・ピアノ、俳優トニ・セルヴィッロ、スローフードの提唱者カルロ・ペトリーニ、画家ジョゼッタ・フィオローニ、日刊紙「ラ・レプッブリカ」の創刊者でジャーナリストのエウジェニオ・スカルファリ、イラストレーターのアルタンです。それぞれ約30分の作品で、今回、2本ずつ3日に分けて日本語字幕付で紹介します。

このシリーズは、マルコアルディによるインタビューを主に構成されており、そのなかで仕事への情熱や挑戦、生き様が浮き彫りにされます。また家族や友人など身近な人たちの証言もあり、その素顔の魅力がいっそう明らかにされています。

卓越したイタリアの象徴的存在である彼らの言葉は、現在を解釈し、未来を構築するヒントを与えてくれます。

4月2日と3日にはマルコアルディのトークを予定していましたが、本人が来日できなくなりました。

代わりに、両日とも上映前に和田忠彦氏(東京外国語大学大学院教授)が解説することになりました。

10日には、朝日新聞社前ローマ特派員で報道局国際報道部次長の石田博士氏が解説します。

 

4月2日(木)レンツォ・ピアノ、トニ・セルヴィッロ

4月3日(金)カルロ・ペトリーニ、ジョゼッタ・フィオローニ

4月10日(金)エウジェニオ・スカルファリ、アルタン

 

お申し込み:件名を「4月○日上映会」として、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。

お問い合せ:イタリア文化会館 eventi.iictokyo@esteri.it  Tel. 03-3264-6011(内線13, 29)

 

 

フランコ・マルコアルディ Franco Marcoaldi

詩人、作家。1955年生まれ。オルベテッロ(グロッセート県)在住。

創作活動は詩作が中心だが、今まで雑誌を創刊し、戯曲を書くほか、音楽作品やテレビ番組の製作にも携わるなど、その活動は多岐にわたる。詩集によってヴィアレッジョ賞ほか多数、文学賞を受賞。日刊紙「ラ・レプッブリカ」にも寄稿している。

 

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レンツォ・ピアノ Renzo Piano

建築家。1937年ジェノヴァ生まれ。

1964年ミラノ工科大学卒。L.I.カーン、R.ロジャース、P.ライスなどと協働。1981年レンツォ・ピアノ・ビルディング・ワークショップをジェノヴァに設立。主な作品に、ポンピドゥー・センター(1972-77年)、ジェノヴァ港湾再開発(1985-92年)、関西国際空港旅客ターミナルビル(1988-94年)、カリフォルニア科学アカデミー新館(2008年)など。王立英国建築家協会ゴールドメダル(1989年)、高松宮殿下記念世界文化賞(1995年)、プリツカー賞(1998年)、アメリカ建築家協会ゴールドメダル(2008年)など受賞多数。2013年よりイタリア終身上院議員。

 

トニ・セルヴィッロ Toni Servillo

俳優。1959年アフラゴーラ(ナポリ県)生まれ。

1970年代、ナポリ近郊のカゼルタで演劇活動を始め、演出家M.マルトーネとともに演劇グループを立ち上げる。舞台俳優、演出家として活躍し、1992年にマルトーネ監督の作品で映画初出演。その後もモリエール、ゴルドーニ、デ・フィリッポなどの作品で舞台で活躍する一方、映画にも多数出演し、高い評価を得ている。2004年の「愛の果てへの旅」(P.ソレンティーノ監督)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞を受賞。その後も数多くの賞を受賞。主な主演作に「湖のほとりで」(A.モライヨーリ監督、2007年)、「眠れる美女」(M.ベロッキオ監督、2012年)、「グレート・ビューティー/追憶のローマ」(P.ソレンティーノ監督、2013年)など。

 

カルロ・ペトリーニ Carlo Petrini

スローフード協会創設者、会長。1949年ブラ(クネオ県)生まれ。

1970年代後半からワインと食のジャーナリストとして新聞や雑誌に寄稿し始める。1986年、ワインと食のための協会「アルチゴーラ」設立。1989年にはスローフード協会を設立し、食の祭典「サローネ・デル・グスト」や世界生産者の会議「テッラ・マードレ」などのプロジェクトを発案する。主な著書に、『スローフード・バイブル イタリア流・もっと「食」を愉しむ術』(日本放送出版協会、2002年)、『スローフードの奇跡 おいしい、きれい、ただしい』(三修社、2009年)など。

 

ジョゼッタ・フィオローニ Giosetta Fioroni

画家。1932年ローマ生まれ。

C.トゥオンブリーに影響を受け、1960年代にはT.テスタ、M.スキファーノ等とともにイタリアン・ポップ・アーチストとして活躍する。コラージュや写真を使った作品や水彩画、90年代からは陶芸も手がけるなど、作風を広げていく。1993年にヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展で作品を展示。他の主な展覧会に、Senex. Ritratto d’artista(「セネックス、アーチストの肖像」、ローマ、2002年)、L’argento
1956-76(「シルバー 1956-76」、アメリカ、2013年)など。2013年には自伝My story. La mia storia(私の来歴)を出版。

 

エウジェニオ・スカルファリ Eugenio Scalfari

ジャーナリスト。1924年チヴィタヴェッキア(ローマ県)生まれ。

ローマ大学卒。学生時代から政治、社会問題について記事を書き始める。1950年に雑誌「イル・モンド」や「エウロペオ」に寄稿を始め、それぞれの編集長M.パンヌンツィオ、A.ベネデッティから影響を受ける。1955年、「イル・モンド」の同僚らとともに急進党結党に参加。同年、週刊誌「エスプレッソ」が創刊され、

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