ヴァレリオ・サンニカンドロ(作曲家)を迎えて
演奏:へんみ弦楽四重奏団+ライブ・エレクトロニクス
プログラム
細川 俊夫 遠い声(2013) 弦楽四重奏のための
ヴァレリオ・サンニカンドロ 葬歌(2014)(日本初演)
伊藤 弘之 ヴァイオリンとヴィオラのための《デュオ》(2006)
ヴァレリオ・サンニカンドロ 雲の本(2015-2016)弦楽四重奏、ライブ・エレクトロニクスのための(世界初演)
お問い合せ: eventi.iictokyo@esteri.it Tel. 03-3264-6011(内線29, 13)
お申し込み方法:件名を「12月6日コンサート」とし、お名前(読み方ローマ字表記)、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.it までお申し込みください。
ヴァレリオ・サンニカンドロ Valerio Sannicandro
2000年にダルムシュタット国際現代音楽祭でクラーニヒシュタイナー賞を受賞し、また2007年に、ポンピドゥー・センターからの委嘱作「イウス・ルーキス」でアゴラ・フェスティバルのオープニングを飾り、音楽界で注目を浴びる。
ムジカ・ヴィヴァ賞など世界的なコンクールで入賞。また、委嘱作品も多く手がける。空間、音楽、音についての考察を続け、フランス国立音響音楽研究所IRCAM、フライブルク実験スタジオ、ZKM(カールスルーエ・アート&メディアセンター)、ベルリン芸術アカデミーで研究を行う。2014年ベルリン工科大学で博士号取得。
トーキョーワンダーサイト、ヴィラ九条山(京都)、アメリカンアカデミー(ローマ)などでアーティスト・イン・レジデンスに参加。日本やヨーロッパ各国の大学でマスタークラスを行う。
2014年クラウディオ・アバド作曲コンクールで第1位受賞。
指揮者としては、ケルンでWDR交響楽団を指揮しデビューする。その時の演奏曲はK.シュトックハウゼン作曲のHOCH-ZEITEN。その後も、ドイツでさまざまなアンサンブルを指揮する。自身の作品の他、ヴァレーズ、グリゼー、ドナトーニ、フェデーレなどの曲を指揮し、収録している。
最近の作品には、Finesterrae(2016, ヴィオラ、ヴォーカル、ライブ・エレクトロニクス, カンパネッラの詩による)、Mare Logos(2015, フルート、ヴォーカル, マッシモ・カッチャーリの詩による)、A Book of …のシリーズ、Ephemeris/Ekléipsis(2015)などがある。
へんみ弦楽四重奏団 Hemmi Quartet
現代の作品を得意とするヴァイオリン奏者、辺見康孝をリーダーとする弦楽四重奏団。これまでにH.ラッヘンマン、細川俊夫、藤倉大などの作曲家と協働し、いずれも好評を得ている。日本のみならずベルギー、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ、韓国でも演奏を行い、数多くの作品の初演も手がけてきた。2016年5月のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでは藤倉大の弦楽四重奏曲『フレア』を演奏し大好評を得た。
へんみ弦楽四重奏団
ヴァイオリン:辺見康孝、亀井庸州
ヴィオラ:安田貴裕
チェロ:細井唯
有馬純寿
ライブ・エレクトロニクス