ソリストとしても室内楽奏者としても高い評価を得ているラウラ・ボルトロット(ヴァイオリン)とマッテオ・アンドリ(ピアノ)が、ベートーベン、ロータ、フランクのヴァイオリン・ソナタを演奏します。
プログラム
L.v.ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1(1801-02)
N.ロータ ヴァイオリン・ソナタ ト長調 (1936-37)
C.フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (1886)
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタでは、ヴァイオリンとピアノのバランスの取れた美しい旋律が紡ぎだされる。伝統的なイタリアオペラを彷彿とさせるが、ベートーヴェンならではの叙情性を感じることができる。ロータはフェリーニ監督の映画音楽でよく知られているが、若い頃に書いたこのヴァイオリン・ソナタは、イタリア的な生き生きとした叙情性に満ちている。ベルギー出身のフランクによるソナタは、典型的な「循環形式」で作曲されており、第一主題がすべての楽章に現れ、曲全体に統一感を与えている。
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ラウラ・ボルトロットとマッシモ・アンドリからなるデュオは、イタリア国内の主要なフェスティバルに参加するほか、オーストリア、ドイツ、ポーランド、トルコ、アメリカ、チリ、アルゼンチンでも演奏を行っている。2010年に、E.グリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調を収録したCDをリリースしている。
ラウラ・ボルトロット ヴァイオリン
Laura Bortolotto violino
ヴィットリオ・ヴェネト・コンクールやヒンデミット・コンクール(ベルリン)などイタリア国内外のコンクールで受賞。ソリストとしてオーケストラとも共演している。使用楽器はミラノ・プロカナーレ財団所有のプレッセンダ(1830)。
マッテオ・アンドリ ピアノ
Matteo Andri pianoforte
ウーディネ音楽院でピアノと作曲のディプロマを取得。D.リヴェラ、B.ペトルシャンスキー、R.リサリーティに師事し研鑚を積む。ソリストとして、ミッテレウローパオーケストラ、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア交響楽団、パルマ王立歌劇場管弦楽団などと共演している。