「日本の散歩道(Passeggiata del Giappone)」は、エウル(EUR)地区にある人工湖のエウル湖を周回するエウル湖中央公園の遊歩道で、多数の人々が訪れます。「ソメイヨシノ」(学名:Prunus Yedoensis)は、長きにわたって築かれてきたイタリアと日本の友好関係のシンボルとして「日本の散歩道」を彩るために東京都より寄贈されました。これらの桜の植樹は、日本国首相 岸信介(当時)のイタリア公式訪問の際に、日本から直接持ち込まれた2本の桜が植えられた1959年7月20日に始まりました。しかし、これは多数の桜の木が寄贈される序章に過ぎず、実際には同年末に約2千本の植樹が行われました。1959年7月の記念植樹式では、岸首相が「日本の散歩道」の命名を祝って、この通りの名前が記されたプレートの除幕を行いました。
それから数年後、ローマで毎年日本の桜が咲くようになりました。そして今日、ローマっ子の間で「お花見」が流行しはじめています。
この写真展を通して、皆さんもローマでも話題となりつつある「hanami」を楽しんでください。
資料提供:Archivio storico – Istituto Luce Cinecittà, Daiichi Sankyo Italia S.p.A.
画像提供:Marta Annecchiarico, Luca Cabibbo, Andrea Cacciotti, Daniele Dorelli, Andrea Gennari, Francesco Minisci per “Valigia a due piazze” di Elisa Pasino, Elisa Tommasi, Giovanni Tufo.
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