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講演会「禁書-グーテンベルクから百科全書まで」

日程:

08/04/2018


講演会「禁書-グーテンベルクから百科全書まで」

『禁書-グーテンベルクから百科全書まで』の著者と訳者が、情報伝達技術の歴史的な役割や、印刷術と権力の関係、教会検閲による文化的影響や、世論と表現の自由という概念の誕生などに触れながら、書籍の内容について紹介します。

本書は、活版印刷の発明によってもたらされた政治的・宗教的な影響や、ヨーロッパでの検閲の歴史を概説します。1517年以降、プロテスタントによる宗教改革の広がりを受けてカトリック教会当局は、禁書目録や異端審問裁判といった統制と抑圧の形式と仕組みを整え、これによって文化や科学に多大な影響を及ぼしました。続いて、おもに絶対君主たちが統制活動を強める一方で、社会の世俗化によって重大な変化がもたらされました。禁書統制に対してつねに立ち向かった非合法市場の活況もあり、一般の人々の読書において目録の規定に従うことが減っていきました。この傾向は、表現の自由が現代社会の要の一つとなり始めた18世紀末まで続くことになるのです。この500年間のヨーロッパ史を特徴づけたテーマを扱いますが、最近10数年間の技術的・文化的な大きな革新を考えてみても、これらのテーマは、いまだに現代的な問題でもあるのです。(日伊逐次通訳付)

お申し込み方法:こちらをクリックしてください。
お問い合せ: biblioteca.iictokyo@esteri.it  Tel. 03-3264-6011(内線23)

講師プロフィール

著者-マリオ・インフェリーゼ(Mario lnfelise)

ヴェネツィア大学教授。近世史を担当、長期間、史学研究科長も務めた。出版や報道、書籍の出版・流通への統制や検閲の仕組み、公的な情報の形態・方法など、近世ヨーロッパの文化史の多様な研究を行う。『禁書-グーテンベルクから百科全書まで』(最新版ラテルツァ、2013年)は、各国語に翻訳された。最新の著作は、『新聞-言葉の歴史』(マルシリオ、2017年)。

訳者-湯上 良(ゆがみ りょう)

国文学研究資料館特任助教。東京外国語大学トルコ語専攻を卒業、(株)日本電気勤務の後、2002年よりヴェネツィア大学史学科に入学(2005年度イタリア政府奨学金留学生)、2015年に史学博士号を取得。帰国後、同館でおもにマレガ・プロジェクトを担当している。訳書にベルティーニ『アーカイブとは何か』(法政大学出版局、2012年)。

インフォメーション

開催日: 2018 年 4月 08 日

時間: 14:00 15:30

主催 : イタリア文化会館

入場 : 無料


会場:

イタリア文化会館 アニェッリホール

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