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コンサート ジュリオ・ブリッチャルディの音楽-イタリアへのオマージュ

1818年、イタリア中部の都市テルニで生まれたジュリオ・ブリッチャルディは、父親のもとでフルートを学び始めます。父親の死後、フルート奏者になるためローマに向かいます。若い頃から才能を発揮したブリッチャルディは、わずか15歳で、サンタ・チェチーリア音楽院でフルートの教師になります。その後、ヨーロッパ諸国やアメリカで演奏活動をしながら、ミラノ、ウィーン、フィレンツェでも教鞭を執りました。フルートの改良にも努め、1852年には、現在でも「ブリッチャルディ・キー」と呼ばれるキーを考案しています。また、オペラ作品をフルートとピアノのために編曲し、イタリアオペラを世界に広めることにも貢献しました。
本公演では、イタリア国内外で活躍するフルート奏者クリスティーナ・パロンバが、ピアニストのファビオ・ベレッリーニとともに、フルートの一時代を築いたブリッチャルディの作品と、ガエターノ・ドニゼッティの作品を演奏します。

クリスティーナ・パロンバ フルート
ファビオ・ベレッリーニ ピアノ

プログラム

G. ブリッチャルディ(1818-1881)
コンクール用小品 Op.61
ドニゼッティ、ベッリーニの旋律による幻想的なポプリ

ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)
フルート・ソナタ ハ長調

ジュリオ・ブリッチャルディ(1818-1881)
歌劇「リゴレット」による幻想曲 Op.106
歌劇「椿姫」による幻想曲Op.76
ヴェネツィアの謝肉祭Op.78

お申し込み方法:こちらをクリックしてください。
お問い合せ: eventi.iictokyo@esteri.it  Tel. 03-3264-6011(内線24, 29, 13)

クリスティーナ・パロンバ Cristina Palomba
ペルージャ生まれ。1993年、ペルージャのモルラッキ国立音楽院を最高点で修了後、同音楽院修士課程を終える。マリオ・アンチッロッティに師事し、2002年にルガーノの音楽院のソリストコースを修了する。
ペルージャ交響楽団、サグラ・ムジカーレ・ウンブラ・オーケストラ、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャなどのオーケストラと共演する他、さまざまな楽器編成のグループで演奏し、現代曲を取り上げる。フランス、ドイツ、スイスでもコンサートを行い、フェスティバルや音楽イベントにも多数参加している。
カティア・リッチャレッリ、ヴァディム・ブロドスキー、フランチェスコ・タミャーティ、マルコ・ピエロボンといったソリスティや、ファビオ・マエストリ、マルコ・グイダリーニ、マルチェッロ・パンニ、ラリー・ハーパー、ウェスレー・ブロードナックスなどの指揮者と共演する。
テルニ市管楽器楽団やペルージャ・ウンブリア交響楽団で首席フルート奏者として演奏した。
レコード会社TactusやCasa Editrice Francescana di Assisiから、P.G.パオルッチのフルートと弦楽器のための協奏曲のCDをリリースしている。

ファビオ・ベレッリーニ Fabio Berellini
ペルージャのモルラッキ国立音楽院でカルロ・アルベルト・ネーリに師事し、ピアノ科を最高点で修了。チルコロ・スバージオ、アッシジ・ロータリークラブ、イタリア環境基金、在シュトゥットガルトイタリア領事館、アッシジ市、サルデーニャ州、アッリスキャンティ・サルテアーノ劇場、チヴィタヴェッキア・クラッシカ・フェスティバル、マルサーラのベートーヴェン協会、ペルージャ国立音楽院などが主催するコンサートなどで演奏する。グイド・モナコ・ワールド・コンペティション、サルテアーノのアルベルト・ゴーリ賞、チッタ・ディ・カンナーラ賞などのコンクールで数多く受賞。ソリストとしても室内楽奏者としても数々の賞を受賞する。2003年に、室内楽アンサンブル「アッシジ弦楽合奏団」を結成。常任指揮者を務め、イタリア各地で演奏活動を行う。2009年よりペルージャアカデミー管弦楽団を指揮する。シエナ・ジャズ・アカデミーで音楽教育および音楽教授法を教えるほか、フォリーニョのG.カルドゥッチ高校で障害者教育に携わっている。2016年よりロータリークラブのメンバー。

  • 主催: Istituto Italiano di Cultura di Tokyo