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エウジェニオ・デッラ・キアラ ギターコンサート「情愛とベルカント イタリアと西洋音楽の世紀」

18世紀中葉から19世紀初頭にかけて、ヨーロッパの主要都市では、他国の文化を受容することにより、国際色豊かな文化が息づいていました。
注目の若手ギタリスト、エウジェニオ・デッラ・キアラによる演奏会では、この時期にイタリアとヨーロッパの音楽の間で交わされた対話から生まれた作品を取り上げます。
前半では、ナポリ楽派に特徴的な叙情性や、スペインの大衆音楽のリズムが感じられるD.スカルラッティのソナタ3曲と、ウィーン古典派を代表するハイドン、モーツァルトの作品を演奏します。後半には、ロッシーニの作風を先取りするかのようなパガニーニの「グランド・ソナタ」や、ヨーロッパ各国の音楽から影響を受けた、スペインの作曲家でギター奏者でもあるF.ソルの作品が続きます。なお、C.ガランテがデッラ・キアラに捧げた作品「ヨーゼフ・ハイドンのカメオ」は、日本では初めての演奏となります。

プログラム
ドメニコ・スカルラッティ (ナポリ 1685年-マドリード 1757年)
ソナタ イ長調 K.208(A.ディエーチ編)
ソナタ ホ長調 K.380(J.ウィリアムズ編)
ソナタ イ短調 K.175(A.ディエーチ編)

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (ローラウ 1732年-ウィーン 1809年)
ラルゴ・アッサイ 弦楽四重奏曲Op.74第3番より(A.セゴビア編)
メヌエット(アレグレット) 交響曲第96番より(A.セゴビア編)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (ザルツブルグ 1756年-ウィーン 1791年)
アンダンテ・カンタービレ ソナタ K.330より(M.リョベート編)
メヌエット(アレグレット) 弦楽五重奏曲第5番K.593より(F.タレガ編)
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ニコロ・パガニーニ (ジェノヴァ 1782年-ニース 1840年)
グランド・ソナタ イ長調 MS3

カルロ・ガランテ (トレント 1959年- )
ヨーゼフ・ハイドンのカメオ(メヌエット形式) 日本初演、エウジェニオ・デッラ・キアラに捧ぐ

フェルナンド・ソル (バルセロナ 1778年-パリ 1839年)
モーツァルトの「魔笛」の主題による序曲と変奏曲 Op.9

お申し込み方法:こちらをクリックしてください。
お問い合せ: eventi.iictokyo@esteri.it

エウジェニオ・デッラ・キアラ ギター
Eugenio Della Chiara, chitarra

1990年ペーザロ生まれ。ジュゼッペ・フィカーラに師事し、19歳で同地の国立音楽院を最高点で修了する。ピエロ・ボナグーリ、アンドレア・ディエーチ、オスカー・ギッリャにも師事し、シエナ・キジャーナ音楽院で研鑽を積む。イタリア国内の他、オーストリア、トルコ、スペイン、ノルウェーなどでも演奏している。歌手との共演や室内楽にも取り組んでおり、フアン・フランシスコ・ガテル、メルト・スング、ダヴィデ・カバッシ、志村彩、アンドレア・ディエーチなどと共演している。2018年よりDECCAの契約アーティスト。同レーベルからのファーストアルバムはGuitarra Clásicaで、その後、ヴァイオリニストのピエルカルロ・サッコとの共演によるPaganini Liveをリリースした。
2015年から、ペーザロのクラシック音楽フェスティバルMU.N – Music Notes in Pesaroの芸術監督を務める。2017年からは、ラティーナのレスピーギ国立音楽院ガエータ校で教鞭を執っている。
使用楽器は1935年製のドミンゴ・エステソと2009年に桜井正毅氏が製作したギターである。

  • 主催: イタリア文化会館