イタリア政府機関イタリア文化会館は、「イタリア留学フェア」の併催事業として、日本国文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」の協力のもと、グローバル社会における国際文化交流の意義を考えるトークイベントを開催します。
グローバル化が進む現代社会において、地球規模で物事を考えられる広い視野、異なった文化や価値観などを尊重し、多様性を理解する力、また豊かなコミュニケーション能力や行動力などが必要とされています。コンフォートゾーン(自分が心地よく居られる環境)から踏み出して、全く異なった環境に身を置く留学では、こうした能力を育むことができ、さらには人間的な成長も期待できます。
第1 部 セミナー
「これからのヨーロッパ留学の重要性」について
欧州ビジネス協会(EBC)事務局長フランチェスコ・フォルミコーニ氏が、実社会で必要とされるグローバル人材の観点からヨーロッパ留学の重要性を語ります。日本と欧州・イタリアのビジネス界に長く貢献した同氏は、日本の大学でも教壇に立ち、経済問題のみならず、コンフォートゾーンを踏み出して留学する意義とその重要性を熱心に説いています。
第2 部 パネル・ディスカッション
「トビタテ!留学JAPAN」の留学生が得たもの
官民協働で取り組む留学促進キャンペーン、日本国文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」のプログラムを通してイタリアに留学した学生が、それぞれの留学体験について語ります。イタリアだからこそ得られるもの、またその体験を将来どのように活かせるのか、フォルミコーニ氏と一緒に考えます。
トーク・イベントは日本語で行われます。
***********
イタリアは、長い歴史や伝統と革新的なアイデアが織りなす独自の魅力で、他に類をみない豊かな留学体験を提供してきました。他方で、グローバル社会に対応すべく、イタリアの高等教育機関の熱心な国際化により、「英語による学位取得コース」の充実や留学生受入体制の整備等で、あらたな留学環境が整えられました。この結果、日本からも「英語による学位取得コース」への留学者数が急増しています。
このような現状と留学後の実社会も視野に入れて<これからのヨーロッパ・イタリア留学>を考えてみたいと思います
***********
お申し込み方法:こちらをクリックしてください。
お問い合わせは:イタリア文化会館 語学コース corsi.iictokyo@esteri.it
Formiconi Francesco フォルミコーニ・フランチェスコ プロフィール
ミラノ ボッコーニ大学 社会経済学部卒業。イタリア共和国からの特待生として大阪外国語大学で日本語と日本文化を学んだ後、一橋大学にて研究生として修学。その後、イタリア貿易振興会(大阪支部)でコンサルタントとして勤務。イタリアに帰国後、Banca Nazionale del Lavoro(現、BNP パリバ)のローマ本部、ハンブルク支店、香港支店で銀行員としてキャリアを積み、2007年、サフィロジャパンを経て、ジョルジオ・アルマーニ・ジャパンの副社長に就任。
同時にイタリア商工会議所の会頭を2期勤め、その功績と貢献を讃えられ、2012年イタリア共和国よりカヴァリエーレの勲章を授与。日欧商事の副社長を経て、現在、欧州ビジネス協会(EBC)事務局長を務める。東京大学、法政大学、上智大学、香港リグナン大学などの様々な大学、モード学園やエコールヴァンタンなどの専門学校でも講義を行う。