Italia Zokugo（イタリア俗語）は、イタリア美術のしばしば理想化され時代錯誤な、実際とは異なるイメージからほとばしり出る可能性について探究するプロジェクトです。作品や批評、関係者の証言を通して、イタリアの現代美術の担い手たちが思いも寄らない、時にはカリカチュア的とも言える形で、西洋の視覚芸術の伝統やその表現方法を、自らの手段として取り入れていることをつまびらかにし、イタリア美術の現在進行形の表現を紹介するプロジェクトです。
キュレーション：ガブリエーレ・トージ、吉田萠
協力：GALLERY TAGA2（田賀ひかる）
Instudioは、イタリアで活動する美術家の制作空間を探求するビデオアーカイブです。そこから「イタリア俗語」プロジェクトのために、6本のビデオを選んで上映します。取り上げた美術家は現代イタリア美術の若手を代表する、ジュリア・チェンチ、アレッサンドロ・ディ・ピエトロ、レナート・レオッタ、ルイジ・プレシッチェ、ファブリツィオ・プレヴェデッロ、シッシの6人です。作風の異なる彼らの芸術的探究が、映像と本人の言葉を通し、ある共通語、つまり制作の場所という鍵で読み解かれています。
日本語字幕付
上映時間：45分
Instudio
企画：ダヴィデ・ダニノス、ヤコポ・メンザーニ
監修：エレナ・ダンジェロ
http://www.in-studio.net/
10月24日（土）～29日（木）11:00～13:00, 14:00～17:00（日曜日のみ11:00～15:30, 月曜日休館）
イタリア文化会館 エキジビションホール