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Italia Zokugo(イタリア俗語) ビデオインスタレーション Pattern

イタリア現代美術館協会(Associazione dei Musei d’Arte Contemporanea Italiani)は、2005年に「イタリア現代アートの日」というプロジェクトを立ち上げ、毎年10月に、展覧会や講演会をはじめ、さまざまなアートイベントを実施してきました。2018年より、同プロジェクトは、イタリア外務・国際協力省およびイタリア文化財・文化活動省の協力のもと、協会加盟の美術館の他、世界各地にあるイタリア文化会館でも実施されるようになりました。
本年、イタリア文化会館ではプロジェクト「Italia Zokugo(イタリア俗語)」を紹介し、ふたつの展示と鼎談を開催します。

Italia Zokugo(イタリア俗語)は、イタリア美術のしばしば理想化され時代錯誤な、実際とは異なるイメージからほとばしり出る可能性について探究するプロジェクトです。作品や批評、関係者の証言を通して、イタリアの現代美術の担い手たちが思いも寄らない、時にはカリカチュア的とも言える形で、西洋の視覚芸術の伝統やその表現方法を、自らの手段として取り入れていることをつまびらかにし、イタリア美術の現在進行形の表現を紹介するプロジェクトです。
キュレーション:ガブリエーレ・トージ、吉田萠
協力:GALLERY TAGA2(田賀ひかる)

ディエゴ・ズエッリ
ビデオインスタレーション Pattern

Patternは、ディエゴ・ズエッリ(1979年レッジョ・エミリア生まれ)が本展のために制作したビデオインスタレーションです。ズエッリはここで、数学的、機械的でありながらも幻想的な特徴を見せるひとつの空間を表現します。
ズエッリは10年以上にわたり、表現の唯一の手段として3Dアニメーションを用いた作品を手掛けています。Patternは、西洋絵画史に顕著な要素を、イタリアの古典的な風景に組み合わせ構成されています。ふたつの動画にさりげなく取り入れられた反復性、映像の非同時性によって、鑑賞者は今という時間の特徴的な動きを感じ取ることでしょう。

10月3日(土)~22日(木)11:00~13:00, 14:00~17:00(日曜日のみ11:00~15:30, 月曜日休館)
イタリア文化会館 エキジビションホール