「読書クラブ」はそれぞれ参加者が自由に感想を述べあい、一緒にイタリア文学の魅力を再発見するアットホームな会です。
今回一緒に読む本は、パオロ・ジョルダーノ『タスマニア』(飯田亮介訳、早川書房、2024)。今年の1月に日本語訳が刊行されたばかりの現代小説です。
パオロ・ジョルダーノはイタリアを代表する小説家であり物理学博士で、新型コロナウイルス感染拡大によって引き起こされた不安や苦痛の正体を理解しようと書いたエッセイ集Nel contagio(『コロナの時代の僕ら』、飯田亮介訳、早川書房)を2000年にエイナウディから出版し、日本でも話題になりました。
今作は、作家兼新聞記者の主人公「僕」が、同時多発テロや気候問題などの世界的な社会危機と、不妊治療や夫婦関係など個人的かつ切実な問題との間で揺れ動く物語。日本に向かい、広島と長崎で彼がたどり着いた答えとは――。
作品情報
https://www.hayakawabooks.com/n/n8a696d68e8b4
日本語のみ(通訳なし)、どなたでもご参加いただけます。
参加希望の方は氏名、メールアドレスをご記入の上、下記宛先までお申し込みください。
Email: biblioteca.iictokyo@esteri.it(件名:「第6回読書クラブ参加希望」)
応募締切は7月10日です。お申し込み受付は先着順とし、定員(8名)に達し次第締め切りといたします。一緒に素敵な読書体験をしましょう!