「読書クラブ」はそれぞれ参加者が自由に感想を述べあい、一緒にイタリア文学の魅力を再発見するアットホームな会です。今回一緒に読む本は、マルコ・バルツァーノ『この村にとどまる』（関口英子訳、新潮社、2024）です。
北イタリア、チロル地方にあるクロン村。ドイツ語圏の小さな村は、ファシズムの台頭でイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策により分断される。主人公のトリーナは、言葉の力を信じて地下墓所などで子どもたちにドイツ語を教え、戦後はダム計画に反対する夫を支え続けた。権力者たちの理不尽に翻弄されながら、生き別れた最愛の娘に向け長年手紙を綴り続けるトリーナ。その強靭な精神に心揺さぶられる。35か国以上で翻訳された50万部のベストセラー（同書あらすじより引用）。
作品情報
https://www.shinchosha.co.jp/book/590192/
2024年11月4日（月・祝）15:00-17:00
イタリア文化会館 2F 図書室
日本語のみ（通訳なし）、どなたでもご参加いただけます。
参加希望の方は氏名、メールアドレスをご記入の上、下記宛先までお申し込みください。
Email: biblioteca.iictokyo@esteri.it （件名：「第8回読書クラブ参加希望」）
応募締切は10月28日です。お申し込み受付は先着順とし、定員（8名）に達し次第締め切りといたします。一緒に素敵な読書体験をしましょう！
