「須賀敦子翻訳賞」は1988年に創設、2007年に中断された「ピーコ・デッラ・ミランドラ賞」の後継として2014年に新設され、イタリア語の著作の優れた日本語への翻訳を評価、広く紹介することを目的とし、隔年で開催しています。去る11月3日、イタリア文化会館(一部オンライン)において、岡田温司、柴田元幸、野谷文昭、シルヴィオ・ヴィータ、和田忠彦(委員長)の5氏からなる選考委員会が開かれ、第四回須賀敦子翻訳賞授賞作品が決定いたしました。
授賞作品 國司 航佑訳『断想集』(ジャコモ・レオパルディ著、幻戯書房、2020年4月刊)
授賞式を12月9日(水)18時30分からイタリア文化会館にて行います。なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に鑑み今年は授賞式をオンライン形式で配信します。関係者以外の方はご来場になれませんのでご注意ください。
当日は下記リンクよりアクセスをお願いします。
Zoomのアプリからアクセスされる方は下記IDをご入力ください。
868 4196 7851
(使用アプリ:Zoom。Zoomの使用方法に関しては、こちらをご参照下さい。)
お問い合せ: biblioteca.iictokyo@esteri.it Tel.03-3264-6011(内線23, 15)
受賞者略歴
國司 航佑(くにし こうすけ)
1982年、東京生まれ。2015年、京都大学にて博士号(文学)を取得。現在、京都外国語大学専任講師。主要著作に『詩の哲学──ベネデット・クローチェとイタリア頽廃主義』(京都大学学術出版会)、“Rendiamo omaggio a Gabriele d’Annunzio”. Lettura crociana di d’Annunzio («Archivio di storia della cultura», anno XXVI)、「イタリア国家統一運動と文学――ジャコモ・レオパルディの場合」(『世界文学』,No. 129)がある。