イタリア現代美術展「境界を越えるアイデンティティ 人間と自然の対話 ファルネジーナコレクション」の開催を記念し、本展監修者ベネデッタ・カルピ・デ・レズミーニ氏と、信州大学教授でイタリア現代美術が専門の金井直氏による講演会を開催します。
前半では、デ・レズミーニ氏が本企画成立の経緯、またプロジェクトの背景・目的について説明するとともに、その内容とファルネジーナコレクションとの関係について紹介します。後半では、金井氏が、本展の展示作品を取り上げつつ、イタリア現代美術が日本に与えた影響やその関係、2023年に開催されたファルネジーナコレクション展とのつながりについて解説します。また講演後には二人による対談と質疑応答も行われます。
(日伊同時通訳付)
プログラム
・開会挨拶
・講演 ベネデッタ・カルピ・デ・レズミーニ氏
・講演 金井 直氏
・対談
・質疑応答
日時:2026年9月14日(月)18:00 (開場17:30)
会場:イタリア文化会館 ホール
主催:イタリア文化会館
お申し込み:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
ベネデッタ・カルピ・デ・レズミーニ Benedetta Carpi De Resmini
キュレーター、美術批評家として活動。現代美術とアクティビズムの分野を横断しながら、創造のプロセスを社会的・集合的な実践として捉え直すことに取り組む。身体、アイデンティティ、空間、権力の関係を掘り下げ、周縁化されてきた声や物語に光を当てている。
集合的かつ包摂的なアート実践の拠点となっている学際的フェスティバル「Città Foresta」を立ち上げたほか、欧州連合の共同出資によるプラットフォーム「Magic Carpets」を発案し、新進アーティストの移動を促進し、特定の場所や地域コミュニティに根ざしたプロジェクトを展開している。Latitudo Art Projects のディレクターとして、参加型・学際的なアプローチを通じて、持続可能で誰もがアクセスできるアートプロジェクトを展開している。
ローマ現代アート美術館では、芸術と社会問題を結びつけるプロジェクトのキュレーションを担当。イタリア国内外で数多くの展覧会や企画を手がけ、批評的かつ包摂的な活動を展開している。
24OREビジネススクールおよびアカデミア・トレッカーニでキュラトリアル・スタディーズを教えるほか、テンプル大学(ローマ/フィラデルフィア)で客員教授を務めた。トマーゾ・ビンガ・アーカイブ学術委員会のメンバーであり、国際博物館会議および国際現代美術キュレーター協会の会員でもある。
金井 直 Kanai Tadashi
信州大学人文学部教授。豊田市美術館学芸員を経て現職。主な企画に「アルテ・ポーヴェラ」(豊田市美術館、2005年)、Vanishing Points(ニューデリー国立近代美術館、2007年)、「あいちトリエンナーレ2016」(共同キュレーション、愛知県美術館他、2016年)、著書に『像をうつす 複製技術時代の彫刻と写真』(赤々舎、2022年)、共著に『ジョルジョ・モランディの手紙』(みすず書房、2011年)、共訳に『Art since 1900』(東京書籍、2019年)など。ヴェネツィア大学哲学文化財学科客員研究員(2017-18年)。