講師:高田 英樹
「東方見聞録」は、マルコ・ポーロがアジア諸国で見聞した内容を口述し、ルスティケッロ・ダ・ピーサが記した書物です。この書は版によって、その内容が大きく異なっています。本講演では、もっとも古い版、ラテン語版、最後のラムージョ版で、どのような違いが見られるのか、磁器の記事に着目して考察します。
*講演は日本語で行われます。イタリア語通訳はありません。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it Tel. 03-3264-6011(内線29, 13)
お申し込み方法:件名を「11月15日講演会」として、お名前(ローマ字表記)、電話番号、参加人数を明記の上、eventi.iictokyo@esteri.it までお申し込みください。
高田英樹 Takada Hideki
1941:兵庫県丹波生
1960—70:京都大学、同大学院でイタリア語を学ぶ
1973—75:ピーサ高等師範学校(スクォーラ・ノルマーレ)に留学
1975—85:ローマ日本文化会館(国際交流基金)で日本語を教える
1986—2010:愛媛大学、大阪国際大学等で留学生に日本語を教える
2012:「マルコ・ポーロ研究」で学位
2013:『マルコ・ポーロ/ルスティケッロ・ダ・ピーサ「世界の記」―東方見聞録対校訳』名古屋大学出版会(日本翻訳文化賞)