日伊修好150周年記念事業の一つとして、日本とイタリアの共同制作事業「ジャパン・オルフェオ」の誕生と共同制作の意義などを、指揮者と演出家が熱く語ります。
17世紀初めに書かれたバロックオペラの名作、モンテヴェルディの「オルフェオ」が過去と現在、イタリアと日本の文化をつなぐ架け橋となります。
講演のあと「ジャパン・オルフェオ」の主役のヴィットーリオ・プラートがいくつかのアリアを披露します。
(日伊逐次通訳付)
ステファノ・ヴィツィオーリ (演出家)
イタリア気鋭の演出家。デビュー以来、90以上のオペラ公演を手がけてきた。1990年代に演出を手掛けたロッシーニ作曲セビリアの理髪師(クラウディオ・アバド指揮)、ドニゼッティ作曲ドン・パスクワーレ(リッカルド・ムーティ指揮、スカラ座)は、世界中の演出基本となる。また、ヘンデル作曲エイシスとガラテア(Opera Bhutan、2013)をブータン王国で実現し、話題を博す。
アーロン・カルペネ (音楽監督/指揮)
指揮者、チェンバロ・オルガン・ピアノ奏者。古楽、とりわけバロック音楽の専門家として著名。巨匠アラン・カーティスの音楽助手として活躍。また、ブータン王国で上演したヘンデル作曲エイシスとガラテア(Opera Bhutan、2013)で指揮。
ヴィットーリオ・プラート (オルフェオ)
演技力、声量、ルックスの三拍子を備えた、イタリア人気のバリトン。ベルリン国立歌劇場、バルセロナのリセウ大劇場、ロンドンのバービカンセンター、リヨン国立オペラ、トゥルーズ・キャピトル国立劇場、シャンゼリゼ劇場、アン・デア・ウィーン劇場、ローマ歌劇場、トリエステ・ヴェルディー劇場など、名だたる劇場でヘンデル、モ-ツァルト、ドニゼッティ、ロッシーニ―のオペラ作品の主役を務める。オペラ「ジャパン・オルフェオ」で日本デビュー。
有田栄(昭和音楽大学教授、音楽学)
和音楽大学教授。東京藝術大学音楽学部楽理科、同大学院修了。
博士(音楽学)。専門は西洋音楽史のほか現代の音楽・音楽美学。西洋芸術音楽における声の文化、および現代の声の音楽をテーマに研究。他方で音楽を身近に感じられるテーマでの本の執筆や、ラジオ・TV音楽番組への出演、また音楽史を楽しく学ぶ市民のための公開講座や講演を通じ、古楽から現代音楽まで様々なジャンルの音楽の紹介につとめている。NHK-FM「オペラ・ファンタスティカ」番組パーソナリティ。
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