20 世紀イタリアを代表する画家ジョルジョ・モランディ(1890―1964)。卓上の瓶や容器、花瓶などを組み合わせた静物画は、モランディの代表作であると同時に、構図における配置や形のバランスを試みる恰好の主題でもありました。一見、単調に見えるモランディの作品は、瓶や容器といった日常のモティーフを、ある時は一列に、ある時は一箇所にまとめて、配置しては置き直し、また組み換えてといった試行錯誤を経て描かれたものであり、同じ題材を扱いつつも、各々がまったく別の作品として完成しています。また、モランディは、ひとつの構図を油彩、素描、版画とさまざまな技法で表現する中で、具象から抽象、またはその逆と、絶え間なく揺らぎ続けていました。このことは、静物画と風景画の間でも、構図を巡っても繰り返されています。本展では、モランディについて頻繁に言及されてきた「シリーズ」と「ヴァリエーション」の本質について、具体的作例で示します。
2016 年 4 月 16 日(土)~6 月 5 日(日) 岩手県立美術館
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【休館日】
月曜日(ただし3月21日は開館)、3月22日(火)
【開館時間】
10:00 - 18:00
※金曜日は20:00まで開館
※入館は閉館30分前まで
【入館料】
一般1,100円 高校・大学生900円 中学生以下無料
※20名以上の団体は300円引き
※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料
【主催】
東京ステーションギャラリー(公益財団法人東日本鉄道文化財団)、東京新聞
【学術協力】
ボローニャ市立美術博物館機構 モランディ美術館
【後援】
イタリア大使館、イタリア文化会館、ボローニャ市
【協力】
アリタリア-イタリア航空
【協賛】
大日本印刷