カルロ・セッキ(ボッコーニ大学名誉教授)
講演では、欧州連合(EU)における今日のイタリアの経済政策をテーマに、労働市場、行政、税制等の各改革をはじめとする政策に焦点を当てて論じます。そこでは、2008年来の危機によってイタリア経済や政治が受けた衝撃が明らかにされます。また、これまでEU内で生じた危機(ポルトガル、スペイン、アイルランド)と比較しつつ、現在のギリシャ危機から、経済面(財政再建や経済活性化)や政治において(ポピュリズムやレアルポリティーク)、どのような教訓が引き出せるかを検証します。
(日伊逐次通訳付)
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カルロ・セッキ Carlo Secchi
ボッコーニ大学名誉教授。専門はEU経済政策。2000年から2004年までボッコーニ大学学長。
1994年から1999年まで欧州議会議員。その間、経済・通貨委員会副委員長を務める。1994年から1996年までイタリア共和国上院議員。現在、ミラノ国際政治学研究所副所長、三極委員会イタリア代表。2009年7月より、TEN-T(欧州横断運輸ネットワーク)のコーディネーター。イタリアの大手企業であるメディオラヌム社、メディアセット社、イタルチェメンティ社や、ミラノ大聖堂を運営するヴェネランダ・ファッブリカで取締役を務める。国際経済や貿易、経済統合、欧州に関する著書、論文多数。