「読書クラブ」はそれぞれ参加者が自由に感想を述べあい、一緒にイタリア文学の魅力を再発見するアットホームな会です。今回は初めて課題本形式での開催となります。
今回は3月25日の「ダンテの日」(Dantedì)にちなみ、2024年2月に日本語訳が出たばかりの『ダンテ その生涯』(アレッサンドロ・バルベーロ著、鈴木昭裕訳、亜紀書房)を読みます。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1151
イタリアで大人気の歴史家アレッサンドロ・バルベーロ氏が2020年にLaterza社から刊行した同書は、ダンテが生まれ育った家族に起きた出来事や、この詩人の人生で恐らく最大のエピソードであろう、ベアトリーチェとの初めての出会い、カンパルディーノの合戦への参加そして政治家としての活躍に焦点が当てられています。
イタリア最大の詩聖ダンテの半生を描いた伝記を通して少し早い「ダンテの日」を一緒にお祝いしましょう!
日時:2024年3月20日(水・祝) 15:00-17:00
「ダンテの日」(Dantedì)とは
ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)は、ルネサンス期の先駆者である政治家・詩人で、現代イタリア語の父ともいわれています。1321年に完成した彼の代表作『神曲』は、イタリア文学の最高傑作であると同時に、世界に二つとない偉大な作品とされ、今日まで読み継がれています。そしてその『神曲』に描かれる、この偉大な詩人の旅が始まったのが1300年と推測されています。さらに、作品の中にちりばめられている手がかりを集めるとその日付まで絞り込むことができ、諸説ありますが、ダンテが「暗い森の中をさまよっている」自分に気づいたのが1300年3月25日と言われていることから、毎年3月25日を「ダンテの日」とし、各地で様々な関連イベントが催されます。
日本語のみ(通訳なし)、どなたでもご参加いただけます。
参加希望の方は氏名、メールアドレスをご記入の上、下記宛先までお申し込みください。
Email: biblioteca.iictokyo@esteri.it (件名:「第5回読書クラブ参加希望」)
応募締切は3月18日です。お申し込み受付は先着順とし、定員(8名)に達し次第締め切りといたします。一緒に素敵な読書体験をしましょう!