「日本でヨーロッパの漫画を広めるということは、南極のペンギンに冷蔵庫を売るようなもの!?」
日本のグラフィック・ノベル界でまことしやかに囁かれるちょっと皮肉めいたこの言葉。漫画大国として日本の漫画は今や世界中で愛されていますが、イタリアにも70年以上におよぶ長い漫画の歴史があり、時代ごとに新しい作家を輩出してきました。近年、日本でもヨーロッパのグラフィック・ノベルや漫画の人気がジワジワ高まっています。グラフィック・ノベルと日本の漫画の違いやその魅力について、漫画家のロレーナ・カノッティエーレと、翻訳家で編集者の鵜野孝紀がオンラインで対談します。(日伊逐次通訳付)
なお、この対談は「言葉とイメージのはざまで:グラフィティ、イラストレーション、漫画」をテーマにした第20回世界イタリア語週間(2020年10月19日〜25日)の一環として開催されます。
対談はオンラインで開催します。
(使用アプリ:Zoom。Zoomの使用方法に関しては、こちらをご参照下さい。)
当日は下記リンクよりアクセスをお願いします。
https://us02web.zoom.us/j/87223145608
zoomのアプリから接続される方は下記IDをご入力ください。
872 2314 5608
ロレーナ・カノッティエーレ
これまでに、「インテルナツィオナーレ」、「コッリエリーノ」、「スキッツォ・プレゼンタ」、「モンド・ナイーフ」、Black(Coconino Press)などのイタリアの雑誌のほか、オブローモフ出版社でも物語やコミックを出版してきた。またGiunti、EL、Mondadori、Fabbri、PM、Rizzoliなどのイタリアの出版社でイラストレーターとして働く。Oche. Il sangue scorre nelle vene(ガチョウ――血は血管を流れる, Coconino Press)、Ça pousse(育つ, Diabolo, 2012)はスペイン、イタリア、フランス、ドイツ、チリで刊行された。Verdad(真実)は、イタリアではCoconino Pressより、フランスではIci Memeより、オーストリアではBahoe Booksより刊行。ほか、作品多数。2018年1月、コミックVerdad(真実)で審査員満場一致でアルテミシア賞を受賞した。最新作は2019年にオブローモフ出版社から刊行されたSalvo imprevisti(不測の事態が起こらない限り)。
(画:Lorena Canottiere)
鵜野孝紀
1995年から2013年までパリの日本マンガ書店・出版社スタッフを務めた後、日仏双方向で漫画やバンド・デシネの出版企画に携わる。
主な訳書:ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』(パイ・インターナショナル)、ユング『はちみつ色のユン』(DU BOOKS)、リアド・サトゥフ『未来のアラブ人』(花伝社)など。
(画:じゃんぽ〜る西)