イタリア文化会館は今年第10回を迎える世界イタリア料理週間に際し、イタリア料理アカデミー東京支部の協力のもと、シンポジウム「進化する伝統-イタリア料理と健康、文化、創意工夫」を開催します。
長い歴史を誇るイタリア料理は今、健康、探究、独創性といった現代的課題に直面しています。何世紀にもわたりレシピを受け継いできたイタリア料理は、その原点とのつながりを保ちながら、健康や持続可能性といった現代的なニーズに応えるため、日々進化を続けています。
本シンポジウムの中心となるテーマは、「伝統的なレシピの変容」です。歴史と文化の記憶に忠実に受け継がれてきた料理の数々が今日、味わいを損なうことなく健康志向の人々にも楽しんでもらえるよう、よりヘルシーな食材や革新的な技法を取り入れることが求められています。
シンポジウムでは、イタリア料理アカデミー東京支部のエマヌエラ・オリギ氏によるイントロダクションに続き、食品連鎖・製品認証の専門家である法政大学経営学部教授、木村純子氏がイタリアの食文化遺産の進化について講演を行い、食品の製造がどのように発展したのか、そして製品認証がいかに食材の品質を保証し、食の安全と健康に貢献しているのかを紹介します。
続いて、グッチ・オステリアのエグゼクティブシェフであるラファエラ・デ・ヴィータ氏と、イタリアの星付きレストランで研鑽を積み現在は東京のレストランIl mio luogoのオーナーシェフを務める吉川朴氏というイタリア料理の健康的かつ現代的な再解釈で知られる2人が、イタリア料理を象徴するレシピの新しい形をどのように生み出したのかを紹介します。
過去と未来、健康と食の喜び、伝統と探究が交差する本シンポジウムを通じて、イタリア料理がどのように進化を続け、私たちに驚きをもたらしているかをご体感いただけることでしょう。(日伊逐次通訳付)
2025年11月21日(金)18時(開場17時30分)
イタリア文化会館ホール(地下2階)
主催:イタリア文化会館
協力:イタリア料理アカデミー東京支部
お申込みはこちらをクリックしてください。
[申込み期間:~11/17(月)12:00、抽選結果のお知らせ(予定):11/17(月)]
※本シンポジウムは抽選・座席指定制になります。詳細はこちらをご覧ください。
お問い合せ:eventi.ictokyo@esteri.it
※18時30分以降はご入館いただけません。
※館内では、キャップ付き飲料以外の飲食は禁止とさせていただきますので、ご了承ください。