イタリアン・デザインデー2025を記念し、今年のデザイン・アンバサダーを務めるヤコポ・フォッジーニ氏の講演会を開催します。芸術とデザインの中間に位置するフォッジーニ氏のプロジェクトでは、職人的なアプローチとテクノロジーによる探究が融合し、世界各地で独自の作品やコラボレーション、インスタレーションが生み出されています。本講演会では、フォッジーニ氏が、ポリカーボネートを「詩的素材」と考えるに至った経緯を、これまでの創作活動の事例とともに語ります。(日伊同時通訳付)
2025年11月5日(水)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館ホール(地下2階)
お申込みはこちら
お問い合せ:eventi.ictokyo@esteri.it
※18時30分以降はご入館いただけません。
※館内では、キャップ付き飲料以外の飲食は禁止とさせていただきますので、ご了承ください。
ヤコポ・フォッジーニ Jacopo Foggini
トリノ生まれ。現在はミラノを拠点に活動。
幼少期より、自動車産業のプラスチック分野に携わる家族の仕事を通じて、メタクリレートやポリカーボネートといった素材に強い関心を示す。その後、量産品の枠を超え、熱可塑性樹脂の実験に取り組み、芸術とデザインの垣根を越えた独自の作品や光のインスタレーションを生み出した。
1997年、ミラノのロメオ・ジリでインスタレーション作品を発表してデビュー。以降、世界各地のギャラリーや博物館、文化機関でプロジェクトや展覧会を行っている。
2024年には、アルバニア政府主催の「Dual International Design Competition」に参加し、首都ティラーナの新行政庁舎設立プロジェクトが採択。また、ポリカーボネートを建築素材として革新的に用いた「モノリテ」プロジェクトを手がけたほか、展覧会兼チャリティーオークション「Around Morandi」のために、ジョルジョ・モランディから着想を得た3点の手作りボトル作品を制作した。