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ペトルッツェッリ弦楽四重奏団コンサート

Petruzzelli String QUARTET 1200×630 no txt

南イタリア、プーリア州の州都バーリにあるペトルッツェッリ劇場。日本ではバーリ歌劇場としても知られているこの劇場が建てられたのは1903年のことです。1991年の火災で大半が焼失しましたが、長年にわたる修復を経て火災前の姿がよみがえり、その後現在に至るまでオペラ、バレエ、コンサートなど多彩な演目が上演されています。
今回同劇場の弦楽四重奏団が来日し、F.メンデルスゾーン、N.ロータ、G.ヴェルディの作品を披露します。

ガブリエーレ・チェーチ ヴァイオリン
サヴェリア・マストロマッテオ ヴァイオリン
フェデリコ・レジェスタ ヴィオラ
ジュゼッペ・カラベッレーゼ チェロ

演奏中は入場いただけません。

※演奏前に、プーリアの詩人ティツィアーナ・ディ・モルフェッタによる詩の朗読があります。

お申し込み:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it

プログラム

フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)
弦楽四重奏曲第2番 イ短調 op. 13
アダージョ-アレグロ・ヴィヴァーチェ、アダージョ・ノン・レント、インテルメッツォ-アレグレット・コン・モート-アレグロ・ディ・モルト、プレスト

ニーノ・ロータ(1911-1979)
弦楽四重奏曲
アレグロ・モデラート、アダージョ・ノン・トロッポ、アレグロ・ロブスト

ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)
歌劇「ルイザ・ミラー」(エマヌエーレ・ムツィオによる弦楽四重奏編)
導入部、アレグロ・ブリッランテ、アレグロ・モデラート、アリア「この私の命も血潮も」、合唱とアリア「神様、もし私があなたをご立腹させたのなら」、二重唱「誓おう、そちが助かる時にはわしも助かる」、四重唱「公爵夫人にご挨拶申し上げなさい」、アリア「静かなる夜」

 

プロフィール

ガブリエーレ・チェーチ Gabriele Ceci 第1ヴァイオリン
音楽一家に生まれる。アンドレア・ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクール、ロドルフォ・リピツァー賞ヴァイオリンコンクールなど国内外のコンクールで受賞する。ソリストとして活躍する一方で、T.ルーゲ、G.ニョッキ、L.マルツァドーリ、F.ペトラッキ、B.ジュランナ、R.フィリッピーニ、M.シルブと室内楽で共演する。クロンベルク・アカデミー(ドイツ)でM.クァルタ、M.シルブ、Z.ブロンに、シエナのキジャーナ音楽院とクレモナのシュタウファー・アカデミーでS.アッカルドに、ビエッラのペロージ・アカデミーでA.チュマチェンコに指導を受ける。サルヴァトーレ・アッカルドに求められ、アッカルド指揮のオルケストラ・ダ・カメラ・イタリアーナと共演する。2014年よりペトルッツェッリ劇場オーケストラの第1ヴァイオリン首席奏者。日本やドイツの公演に参加する。同オーケストラはこれまでG.ビサンティ、F.ルイージ、R.パルンボ、G.アルブレヒト、C.フロール、T.コープマン、J.ベルナセル、G.ノルホイト、P.インキネン等が指揮してきた。チェーチの使用楽器は1786年製パオロ・カステッロ。

 

サヴェリア・マストロマッテオ Saveria Mastromatteo 第2ヴァイオリン
2012年よりペトルッツェッリ劇場オーケストラの第2ヴァイオリン首席奏者。第1ヴァイオリン首席奏者を務めたこともある。2012年、A.フェッラーリ賞受賞。デュオ&トリオ・マストロマッテオの元メンバー。4年にわたり、リッカルド・ムーティ指揮のルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団のメンバーとしてヨーロッパでの演奏ツアーに参加する。また、イタリア、ドイツ、スペイン、アメリカで室内楽の演奏会を行う。ソリストととして、イ・ソリスティ・イタリアーニ、音楽フェスティバル「ローマのためのウート・ウーギ」オーケストラ、パイジエッロ・アンサンブル、フォッジャ県オーケストラと共演している。

 

フェデリコ・レジェスタ Federico Regesta ヴィオラ
ジェノヴァ国立音楽院”ニコロ・パガニーニ”で学んだ後、クレモナ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者シモーネ・グラマッリャとベルリン・フィルハーモニー交響楽団のヴィオラ首席奏者ヴィルフィート・シュトレーレに師事しベルリン芸術大学で研鑽を積む。同時期、ミラノ・スカラ座のヴィオラ首席奏者S.ブラコーニ、H.ローデ、Y.バシュメット、L.ダットンが主宰するマスタークラスを受講する。また、C.アッバードやR.ムーティなどが指揮したオルケストラ・ジョヴァニーレ・イタリアーナに参加。室内楽ではベルリン・フィルハーモニー交響楽団のC.フォン・デア・ナーマーやJ.ガートマンと共演する。サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、フェニーチェ管弦楽団、カルロ・フェリーチェ歌劇場管弦楽団でヴィオラ首席奏者、またモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団でセカンド奏者を務めた。さらに、ミラノ・スカラ座管弦楽団、RAI国立交響楽団、トリノ王立歌劇場、パルマ王立歌劇場とも共演する。現代音楽アンサンブル”ユートピア“の元メンバーで、同アンサンブルではソリストとしても演奏した。

 

ジュゼッペ・カラベッレーゼ Giuseppe Carabellese チェロ
V.パーテルノステル、A.ボヌッチ、L.アルドゥレスク、D.グロスグリン、J.シュタルケル、W.メールホルンなど著名な演奏家に師事。ハンブルク音楽大学およびバーリ国立音楽院”N.ピッチンニ“を優秀な成績で卒業。その後、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院、ミラノ・スカラ座、メニューイン国際音楽アカデミーで研鑽を積み、優秀な成績を収める。ソリストとして、ジュネーブ、ベルナ、チューリッヒ、ハンブルク、ミラノやカナダ、日本、南米の都市の重要な劇場やコンサートホールで演奏している。ナポリ、ボローニャ、バーリ、トスカーナ、ミラノのオーケストラでチェロ首席奏者を務める。D.オーレンによりサレルノのヴェルディ歌劇場管弦楽団のチェロ首席奏者に抜擢された。フォッジャ国立音楽院”ウンベルト・ジョルダーノ”でチェロを教える。芸術への貢献により、カルロ・アゼリオ・チャンピ大統領より文化芸術勲章を授与される。使用楽器は1868年製A.グァダニーニと2022年製B.ディ・ピラート。

 

ペトルッツェッリ弦楽四重奏団コンサート
11月13日(月)18:30(開場18:00)
イタリア文化会館ホール

  • 主催: ペトルッツェッリ財団、イタリア文化会館