Acta Internationalは、写真史家・批評家ディエゴ・モルモーリオの学術・芸術監修のもと、1993年にジョヴァンナ・ペンナッキによってローマに設立された現代写真を専門とするギャラリーです。設立当時、とりわけイタリアでは写真を芸術とみなすべきかが議論されるなか、同ギャラリーは、ローマにおいて数少ない現代写真専門の非営利団体として、写真文化の普及に努めてきました。2023年、創立30周年を記念した展覧会「Present Perfect/ Passato prossimo」を開催した後、Acta Internationalはギャラリーとしての活動を終え、現在はアーカイブとして写真資料の保存・整理・出版を行っています。
本展では、Acta Internationalアーカイブ所蔵の写真から40点を展示します。マルチェッロ・マストロヤンニやフェデリコ・フェリーニのポートレートのように時代の流行を映し出す写真、ヴェネツィアやナポリ、モスクワ、キューバなどの日常を捉えたルポルタージュ写真、さらにシチリアのカーニバルマスクやスタリェーノ墓地の宗教彫刻、記憶とアイデンティティ、日常性を探究する観念的なセルフ・ポートレートなど、象徴的・心理学的なテーマへと広がる写真まで、多様なポートレートが、ポートレートというジャンルそのものを再考するきっかけを与えてくれます。さらに、写真に収められた著名人や市井の人々の顔を通じて、イタリアの社会と文化の変化も浮かび上がります。
本展を通じて、文化的記憶の証言者としての写真の在り方が照らし出されると同時に、Acta International、さらにはイタリア社会そのもののポートレートをも見出していただけることでしょう。
「ポートレートに見るイタリアの現代 ― Acta International、 アーカイブより」
会期:1月24日(土)~2月19日(木) 10時30分~17時30分
(休室日:日曜日)
会場:イタリア文化会館エキジビションホール
入場無料
お問い合わせ:eventi.iictokyo@esteri.it
<開会式>
日時:1月23日(金)18時30分
会場:イタリア文化会館
プレゼンテーション:
マヌエラ・デ・レオナルディス(本展監修者、Acta International アーカイブ所長)
開会式の予約:しばらくお待ちください。
主催:Acta International アーカイブ、イタリア文化会館
監修:マヌエラ・デ・レオナルディス
展示作家:パオラ・アゴスティ、サンドロ・ベッケッティ、ジャンイ・ベレンゴ・ガルディン、ピエルジョルジョ・ブランツィ、マッシミリアーノ・カメッリーニ、フランコ・チェンチ、マリオ・クレメンティ、パスクアーレ・デ・アントーニス、シモーナ・フィリッピーニ、ジョルジャ・フィオーリオ、ステーファノ・フォンテバッソ・デ・マルティーノ、レナード・フリード、フランク・ホルヴァート、ディーノ・イニャーニ、ジュゼッペ・レオーネ、ルチア・カデッドゥ(ルチデッドゥ)、ガブリエッラ・ネッシ・パルラート、ディーノ・ペドリアーリ、マリアルバ・ルッソ、イーヴォ・サリエッティ、ジャンフランコ・サーリス、エンツォ・セッレーリオ、アンジェロ・トゥレッタ