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特別対談「激動する世界におけるイタリアと日本」

Rampini

イタリア文化会館では、ジャーナリズムと学問の世界で活躍する傑出した二人の識者による特別対談を行います。

登壇者の一人は、国際的な名声を誇るジャーナリストであり作家でもあるフェデリコ・ランピーニ氏です。40年以上にわたり、米国やアジア諸国をはじめとする世界の地政学を独自の視点で分析した彼の深い洞察力と独創的な考察は、イタリア国内にとどまらず、世界中の読者に影響を与え、インスピレーションを提供してきました。

もう一人は、日本大学教授の松本佐保氏です。国際・国内政治における宗教の役割を専門とし、バチカン外交や米国政治に関する豊富な学識を有する彼女は、欧米における宗教とグローバル化について重要な研究を行ってきました。

EUの一翼を担うイタリアと、アジアの大国である日本。登壇者それぞれの独自の視点を通じて、両国のこれまでの政治的・文化的関係、そしてその未来を探るとともに、目まぐるしく変化する世界の中で、特に最近発足した米国政権を念頭に置きながら、両国がどのような道を歩んでいくのかを考えます。

※対談は英語で行われます。通訳はありません。

※18時30分以降はご入館いただけません。
また館内では、キャップ付き飲料以外の飲食は禁止とさせていただきます。ご了承ください。

2025年4月2日(水)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館ホール
お申し込み:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it

 

フェデリコ・ランピーニ Federico Rampini

ジャーナリスト、作家、パブリック・スピーカー、地政学アナリスト。1956年、イタリア、ジェノヴァに生まれる。

1986年から1995年まで、パリ特派員を務め、その後、ミラノの経済紙「イル・ソーレ24オーレ」の副編集長に就任。1997年から2000年まで、ブリュッセルとフランクフルトで「ラ・レプッブリカ」紙の欧州編集長を、2000年から2004年まで、サンフランシスコを拠点に「ラ・レプッブリカ」紙の西海岸特派員、デジタル技術及び世界経済に関するコラムニストを務める。2004年から2009年には、「ラ・レプッブリカ」紙の中国特派員として、インド、日本、韓国を取材。2009年からはニューヨークに拠点を置く。「ラ・レプッブリカ」紙の米国支局長を務めた後、現在はイタリアの日刊紙「コリエーレ・デッラ・セーラ」のグローバル・コラムニストとして活躍するとともに、ホワイトハウス担当記者も務め、3人の歴代米国大統領(バラク・オバマ、ドナルド・トランプ、ジョー・バイデン)に同行し、国際サミット(G7、G20、NATO、ASEAN、APEC)の取材を行っている。

これまでに20冊以上のエッセーを執筆。その多くがイタリアでベストセラーとなり、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカの各国で翻訳されている。

現在はニューヨークとワシントンを拠点とする外交問題評議会および外交政策協会に所属している。

 

松本佐保 Saho Matsumoto

日本大学国際関係学部教授。聖心女子大学を卒業後、慶應義塾大学で修士号を、イギリスのウォーリック大学で博士号を取得。博士論文Britain and the Papacy in the age of revolutionsは2003年にRoyal Historical Society社より出版された。また、イタリア政府奨学金留学生として、ローマのリソルジメント研究所で研究を行う。

専攻は国際政治史。国際・国内政治における宗教の役割に焦点を当て、バチカン外交やアメリカ政治、カトリック系ロビー団体や福音派の影響などを研究している。2000年から2020年まで名古屋市立大学で教鞭を執った後、2021年から現職。

最近では、M・ブレガー、H・レギンボーギン編The Vatican and Permanent Neutrality (Lexington Books, 2022) に寄稿。メディアにも出演し、トランプ政権と宗教右派、ヨーロッパのポピュリズムと宗教についてのコメンテーターを務める。