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ダンテ・アリギエーリ没後700年記念行事

ダンテ・アリギエーリ没後700年を記念して一連の行事を開催するプロジェクト「ヴィーヴァ・ダンテ ラヴェンナ2020/2021」が9月5日にスタートします。このプロジェクトは2021年9月12日(日)にラヴェンナのサン・フランチェスコ広場で行われるリッカルド・ムーティ指揮によるクロージングコンサートまで続きます。ダンテ没後700年にあたっては、ラヴェンナ以外でもイタリア全国各地でさまざまな企画が1年にわたって実施されます。

 

9月5日(土)のオープニングでは、セルジョ・マッタレッラ大統領臨席のもと、20時30分にセレモニーが行われ、ダンテの霊廟とブラッチョフォルテのクアドラルコが公開されます。また、その前後には、ダンテの作品に着想を得た音楽が演奏されます。

まず、声楽アンサンブル、ヴォーチェス・スアーヴェスがルッツァスコ・ルッツァスキの「5声のマドリガーレ集 第2巻」より、『神曲』地獄篇第3歌に作曲した「そこには溜息が」(Quivi sospiri)と、天国篇第23歌をもとにジョアン・メトカーフが作った「美しい花の名前」から「私は天使の愛」(Io sono amore angelico)を歌います。その後、サン・フランチェスコ広場にてピアニストのユリアンナ・アヴデーエワがフランツ・リスト作曲「ダンテを読んで ソナタ風幻想曲」を演奏します。また、バリトンのルカ・ミケレッティとピアニスト、ダヴィデ・カヴァッリが、地獄篇第33歌にガエターノ・ドニゼッティが作曲した「ウゴリーノ伯爵」を披露し、最後に、俳優エリオ・ジェルマーノが天国篇第33歌を朗読します。

 

9月13日(日)も数々のイベントが開催されます。マルコ・マルティネッリとエルマンナ・モンタナーリ(ラヴェンナ劇場-アルベ劇場)がプロジェクト「カンティエーレ・ダンテ」に参加する市民とともに演劇とコーラスからなるイベントを行います。また、フィレンツェ市がダンテの墓のランプに油を奉納するほか、イタリア・ダンテ委員会委員長のカルロ・オッソラ氏による講義も予定されています。

 

9月5日および13日のイベントは、ラヴェンナ音楽祭のサイト(www.ravennafestival.live)内のストリーミング配信のページwww.ravennafestival.live/live-streamからご覧いただけます。