ベルリンとトリノを拠点とし、2008年からデュオとして活動を行うジネーヴラ・パンツェッティ&エンリコ・ティッコーニが2018年の初演以来好評を得ている作品「Harleking」を披露します。
主人公Harlekingは多面的アイデンティティをもっている。イタリアで生まれた即興性のある仮面喜劇に登場する、腹を空かせたずる賢い召使いアルレッキーノを彷彿とさせる。Harlekingの豊かな表現はしばしば意味不明で支離滅裂だがひとつのまとまりのなかに溶け込み、そこではあらゆることが起こりえる。時にはグロテスク絵画から抜け出したような異様な像やイメージが現れ、さまざまな装飾と絡み合い、笑いさえ引き起こすが陽気さをもたらすものではない。
同作は2018年ベルリンで開催されたFestival Open Spacesで初演された後、ヨーロッパの多くのフェスティバルで上演された。2019年にはヨーロッパのダンスネットワークが主催するダンスフェスティバルSpring Forwardや、New Italian Dance Platform (NID)に選ばれ、2020年にはミュンヘンのTanzplatform Deutschlandに招聘された。
Harleking
出演、衣装:ジネーヴラ・パンツェッティ、エンリコ・ティッコーニ
サウンドデザイン:デメトリオ・カステッルッチ
ライトデザイン:アンネグレート・シャルケ
技術:パオロ・ティツィアネル
イラスト、グラフィック:ジネーヴラ・パンツェッティ
上演時間:40分
協力:ATER Fondazione
*本公演は第22回世界イタリア語週間の一環として開催されます。
お申し込み方法:こちらをクリックしてください。
お問い合せ: eventi.iictokyo@esteri.it
ジネーヴラ・パンツェッティ、エンリコ・ティッコーニ
Ginevra Panzetti, Enrico Ticconi
2008年からデュオとしてダンス、パフォーマンス、ビジュアルアートの分野で活動している。
ローマ美術学院を卒業後、クラウディア・カステッルッチが主宰する身体表現を学ぶ学校へ通う。
2010年にドイツへ移住。ティッコーニはベルリンのInter-University Center for Danceでダンスと振付を学び、パンツェッティはライプツィヒの美術アカデミーでマルチメディアアートを学ぶ。
2019年JARDIN/ARSENALEのパフォーマンスでArte Laguna13賞を、また作品AeReAでミラノ・ダンス・トリエンナーレで第1回エルメス賞を受賞。また新進気鋭の振付家に与えられるDanza&Danza賞を受賞。同年ドイツの雑誌Tanz-Zeitschrift für Ballet Tanz und Performanceにその年の優秀者として選ばれた。
AeReA (2019)とARA!ARA! (2021)はダブリン・ダンスフェスティバルの委嘱により映像化されトリノ・フィルムフェスティバルで上映された。
2021年ベルリンのカンパニーDance On Ensembleに委嘱されMARMOを制作した。
ご来場のお客様へのお願い
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