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HIT OUT

Festival de la cité_© Eddie Taz

HIT OUTは、縄跳びが生み出す音に着目し、その音の可能性を探究するパリーニ・セコンドとBienoiseによるパフォーマンスです。本パフォーマンスでは、打楽器として縄を跳ぶ音を用いることで、リズムを実体化させることを試みます。縄跳びを行うパフォーマーは、リズム譜と振付を同時に実践しています。つまり、「前跳び」「二重跳び」「サイドスイング」といった縄跳びの技は、運動的であると同時に音楽的要素であり、声や人工音と組み合わされることで、本物のHITとして響き合います。
HIT は、トレーニングという個人の訓練を、ひとつのパフォーマンスへと昇華させています。ロープが地面を叩く連続的で力強い音は、私たちの目を閉ざし、地面に押しとどめようとする力への反逆の反響でもあるのです。
本公演は、若手アーティスト支援プロジェクト「ペル・キ・クレア」2023/2024の一環として開催されます。

HIT OUT
2025年12月15日(月)昼の部12:00、夕方の部 17:30(開演)
会場:イタリア文化会館 1階広場

お申込み:
昼の部(12:00開演)はこちら
夕方の部(17:30開演)はこちら

パリーニ・セコンド × Bienoise
出演:シッシー・バッサーニ、マルティーナ・ピアッツィ、カミッラ・ネーリ、フランチェスカ・ピッツァガッリ
振付:パリーニ・セコンド
音楽:アルベルト・リッカ/Bienoise
声:シッシー・バッサーニ
衣装:ジュリア・パストレッリ
マネージャー:カミッラ・フェッラッツィ
縄跳び提供:MarcRope Milano
オーガナイザー:マルゲリータ・アルピーニ
製作:パリーニ・セコンド、ネクサス文化協会
共同製作:TanzBozen/Bolzano Danza、サンタルカンジェロ・フェスティヴァル

主催:イタリア文化会館
助成:イタリア文化省舞台芸術局、イタリア著作者・出版者協会(SIAE)
後援:イタリア文化省舞台芸術局、エミリア・ロマーニャ州、ボローニャ市

パリーニ・セコンド
ダンサーのシッシー・バッサーニ、マルティーナ・ピアッツィ、カミッラ・ネーリ、フランチェスカ・ピッツァガッリによって2017年に設立されたグループ。
芸術と独創性の関係を問い直しており、ポップ的傾向を、振付によって厳格な形式美へと高めたパフォーマンスを行っている。ダンスを音楽と密接に結びついたリズミックな運動として捉えるクロスオーバー的なアプローチは、音楽家・プロデューサーのアルベルト・リッカ/Bienoise との継続的なコラボレーションにより特に注目されている。
イタリア、ポルトガル、デンマークでの研鑽を経て、現在はエミリア・ロマーニャ州に拠点を置く。イタリアでのデビューは2022年の「SPEEED」で、2024年の「HIT/HIT OUT」から国際的な活動を本格化させ、日本、アメリカ、台湾、ヨーロッパを巡るツアーを展開。同プロジェクトはCINARS 2024 にも選出された。
2025年からVAN文化協会 に加入し、ミラノ・ピッコロ劇場のアソシエイト・アーティストとなる。今後のプロジェクトには「SLOOOOOOW」(2026年)や「INCANTO」(2027年)に加え、イタリアの各種機関のためのイベントやプログラムを企画している。