講演会 基礎イタリア語新辞典-言葉の盛衰
講師:トゥッリオ・デ・マウロ(言語学者、ローマ・ラ・サピエンツァ大学名誉教授)
36年前に基礎イタリア語辞典の初版本を出版したデ・マウロ教授は、現在、新たな辞書の作成に取り組んでおり、すでにその一部は“Internazionale”誌のオンライン上で閲覧することができます。本講演会では近年のイタリア語の変遷をテーマに、使用頻度が高まり基本単語2000語の中に入ったもの、逆にあまり使われなくなってきている言葉について解説します。その特徴としては、抽象的な言葉、低俗な言葉や英語由来の言葉が頻繁に使われるようになっている場合が多く、他方、実在するものを表す言葉などの使用頻度が低下しています。
(日伊逐次通訳付)
日時:11月3日(木)18:30-20:00 (開場18:00)
会場:イタリア文化会館 アニェッリホール
お問い合わせ:corsi.iictokyo@esteri.it Tel. 03-3262-4500
お申し込み方法:参加には予約が必要です。件名を「11月3日講演会」として、お名前(ローマ字表記)、参加希望人数、電話番号を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.it までお申込ください。
トゥッリオ・デ・マウロ Tullio De Mauro
1932年ナポリ県トッレ・アンヌンツィアータ生まれ。言語学者。ローマ・ラ・サピエンツァ大学名誉教授。1958年からイタリア各地の大学で言語学の教鞭を執る。8巻に及ぶ“Grande dizionario italiano dell’uso” (8 voll., UTET, Torino 2007)をはじめ、言語学の分野で多数の著作がある。クルスカ学会会員。アッカデミア・デイ・リンチェイ名誉会員。イタリア国外のさまざまな大学から名誉学位を授与されている。2000年から2001年にかけて教育大臣を務めた。