イタリア人作家・出版人・放送クリエーターのマッテオ・B・ビアンキ氏が、7 年間同棲して別れた直後のパートーナーを自死で亡くし、その筆舌しがたい痛みを四半世紀 かけて綴った自伝的小説『遺された者たちへ』はイタリアで大きな反響を呼びました。その邦訳出版(新潮社/関口英子訳)のため著者が来日するのにあわせ、トークイベントを開催します。インタビュアーは、作家の小山田浩子氏です。
(日伊逐次通訳付)
*本イベントは、第25回世界イタリア語週間の一環として開催します。
※館内では、キャップ付き飲料以外の飲食は禁止とさせていただきますので、ご了承ください。
2025年10月16日(木)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館ホール
主催:イタリア文化会館
お申し込み:こちらをクリックしてください
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
マッテオ・B・ビアンキ
1966年、ミラノ生まれ。作家、出版人、放送クリエーター。1999 年、ゲイである自らの体験をベースとした青春小説、『Generations of love』で作家デビュー。2023年に発表された『遺された者たちへ』は、パオロ・コニェッティ、アントネッラ・ラッタンツィらイタリアの名立たる作家が激賞、大きな反響を呼び、優れたイタリア語の小説に与えられる《ストレーザ賞》(Premio Stresa di Narrativa)を受賞した。個人文芸誌、「’tina」を30年近くにわたって主宰するほか、出版社Accentoを創設するなど、若い作家に発表の場を与える活動にも力を入れている。
小山田浩子
1983年広島県生まれ。2010年「工場」で第42回新潮新人賞受賞。2013年、同作収録の単行本『工場』で第30回織田作之助賞受賞。2014年「穴」で第150回芥川龍之介賞受賞。著書に『工場』『穴』『庭』『小島』『最近』(以上新潮社刊)、『パイプの中のかえる』『小さい午餐』(以上twililight刊)、『ものごころ』(文藝春秋社刊)、『作文』(U-NEXT刊)。
イタリア語では『LA FABBRICA』(『工場』)、『LA BUCA』(『穴』)がともにジャンルーカ・コーチ氏の翻訳でNeri Pozzaより刊行されている。