作・出演:パトリツィア・ザッパ・ムラス
語りと映像
「歩みゆくミラノ」は、今年のミラノ国際博覧会開催を機に、イタリア文化会館が、女優で作家、演出家のパトリツィア・ザッパ・ムラスに委嘱した、ミラノを題材とするモノローグです。
ミラノ生まれのザッパ・ムラスが、大聖堂、スフォルツェスコ城、ガッレリアなど象徴的な場所を辿り、ミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」やレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」といった芸術作品を取り上げながら、映像と音楽をまじえ、ミラノの町とそこに生きてきた自身の想いを語ります。ザッパ・ムラス個人の思い出が町の記憶と重なり、過去が現在、未来と交錯し、時を超越しています。
洗練された文化を育んできたミラノ。この町がもつ豊かさと奥深さを伝えるザッパ・ムラスの語りの魔術をぜひご堪能ください。
作・出演:パトリツィア・ザッパ・ムラス
テキスト翻訳:関口英子
お問い合せ:イタリア文化会館 eventi.iictokyo@esteri.it Tel. 03-3264-6011(内線13, 29)
お申し込み:件名を「9月25日公演」とし、お名前、電話番号、参加人数を明記の上、メールにてeventi.iictokyo@esteri.itまでお申し込みください。
パトリツィア・ザッパ・ムラス Patrizia Zappa Mulas
幼少時代に、ヌレエフ演出によるチャイコフスキー作曲のバレエ「くるみ割り人形」でミラノ・スカラ座の舞台に立つ。1979年、マッシモ・カストリの演出作品で女優として舞台デビューする。以来、イタリア演劇界を代表する著名な演出家による舞台に出演。1988年、ミラノ大学卒業(美学)。1998年より小説や短編集を執筆している。デビュー作はL’Orgogliosa(「誇り高き女」)。女優、脚本家であるフランカ・ヴァレーリが書いたコメディーや音楽作品を監修した。初めての戯曲Chiudi gli occhi(「瞳を閉じて」, 2013年リッチョーネ賞の特別賞受賞)が今年6月、ナポリ・テアトロ・フェスティバルで上演された。