ミュオグラフィとは、ミューオンという素粒子を使って、物体内部を投影する可視化技術です。それは、レントゲン写真のようなものですが、より大きな物体を投影することができるのです。ミュオグラフィは、さまざまな領域で応用が始まっており、ヴェスヴィオ山やエトナ山のような火山や、エジプトやメキシコのピラミッドの透視画像が撮影されています。宇宙研究への応用も考えられており、また、多分野のアーティストがミュオグラフィからインスピレーションを受けています。
“Muographers”は今年で10回目を迎え、素粒子物理学、火山学、地震学、文化遺産の研究者が集う国際会議やセミナー、展覧会、コンサートが4日間にわたり行われます。イタリア文化会館では、11月29日から12月1日までの3日間に、国際会議、セミナー、レクチャー、展覧会、コンサートが開催されます。
イタリアからは、サレルノ大学、カターニア大学、イタリア国立核物理学研究所、イタリア国立地球物理学火山学研究所の研究者が参加します。
*会議、ワークショップ、講演会はすべて英語で行われ、通訳はつきません。
スケジュール
(会場:イタリア文化会館)
11月29日(木)13:00~18:00
11月30日(金)10:30~14:00
国際会議 Muographers 2018
詳細はこちらをクリックしてください。
11月30日(金)15:00~17:30
High-Energy Art & Science Workshop: Towards 2019
詳細はこちらをクリックしてください。
11月30日(金)18:00
レクチャー
James Beacham, “Decrypting the Universe with Muography and CERN-based Experiments”
Michael Hoch, “Artists and Physicists Unite Worldwide. Inspiring the Creativity of the Next Generation with the ORIGIN Network”
お申し込み:こちらをクリックしてください。
11月29日(木)~12月1日(土)
ミュオグラフィにインスピレーションを得て制作された作品を展示します。
市川裕司 Celestial Globe
岡村桂三郎 Hou2018
宮沢一二三 Sakurajima Muography