平松氏は、フードフォトグラファーのもとで研鑽を積んだ後、独立し、主にスティルライフや広告写真を手がけました。その後、1995年から2014年までイタリアに滞在しました。太陽をたっぷり浴びて育ったイタリアならではの素材や、それらを使った伝統的な料理や創意工夫された料理に惹かれ、斬新な構図やアングルで撮影し続けてきました。本展では、そのなかから22点を展示します。一見すると何が撮影されているのかわからないものもありますが、想像しながら鑑賞するのも楽しいでしょう。後で、被写体についての説明が読めるようになっています。
ギャラリートーク
平松玲子氏が、本展監修者マヌエラ・デ・レオナルディス氏とともに、ギャラリートークを行います。(日本語逐次通訳付)
日時:11月23日(土・祝)14:00~15:30
お申し込み方法:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
平松 玲子 Hiramatsu Reiko
写真家。1995年にスティルライフを専門とするカメラマンとして独立。1995年渡伊。2014年までローマに在住。雑誌、新聞などに料理およびイタリア生活全般にわたるルポルタージュを寄稿。主な写真展に、「シチリアの光」(1999)、「Salute & Sapore」(ローマ 2008)、「Kakushiaji」(ローマ国際写真フェスティバル 2008, レッジョ・エミリア 2010)、「Bimi」(ローマ 2018, バーリ2019)など。
マヌエラ・デ・レオナルディス Manuela De Leonardis
美術史家、ジャーナリスト、インディペンデントキュレーター。アートと食の関係に着目し、本の監修にも携わる。主なものに、Kakushiaji, il gusto nascosto (Gangemi 2008)、CAKE. La cultura del dessert tra tradizione araba e Occidente (Postcart 2013)、Taccuino sannita. Ricette molisane degli Anni Venti (Ali&No 2015)、Jack Sal. Half Empty/Half Full – Food Culture Ritual (2019)、Ginger House (2019)。