ドイツの作曲家カールハインツ・シュトックハウゼンの没後10年にあたり、イタリア人作曲家、ピアニストで、長年シュトックハウゼンと親交をもち、その作品を演奏してきたマッシミリアーノ・ヴィエルを迎え、講演会を開催します。
前半では、宇宙研究によって収集した科学的データと音楽との関係を扱います。後半では、ドイツの作曲家カールハインツ・シュトックハウゼンがこの関係性をいかに考え実践したかを、《ティアクライス(十二宮星座)》や《シュテルンクラング(星辰の響き)》《シリウス》といった作品を例に挙げて考察します。司会は、音楽学者で東京大学大学院教授の長木誠司氏です。
(日英逐次通訳付)
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マッシミリアーノ・ヴィエル Massimiliano Viel
作曲家、ピアニスト、サウンドデザイナー、研究者
ミラノ・スカラ座管弦楽団、ケルンWDR交響楽団、パリ管弦楽団などと共演している。また、ルチャーノ・ベリオ、ファウスト・ロミテッリ、ルカ・フランチェスコーニ、ペーテル・エトヴェシュ、カールハインツ・シュトックハウゼンと仕事をする。ヴィエルが演奏に参加し、リリースされたシュトックハウゼン作品のCDは3作ある。これまでに作曲した作品は、ソロ、オーケストラ、エレクトロニクス作品など、あわせて50以上にのぼる。それらの作品は15ヶ国を超える国々で演奏されてきた。また、インスタレーション、パフォーマンス、ビジュアルアート、ダンスなど、幅広く活動している。2001年、イタリアのアーティスト集団Otolabに参加し、パフォーマンスを行っている。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で教鞭を執る。音楽理論、音についての研究、教授法に関する著作や論文がある。
*9月26日(火)18時30分よりイタリア文化会館にて、ヴィエルによるコンサート「星座」が開催されます。