30年に渡りイタリアに通い、イタリア料理・食文化を熟知し、日本人にイタリアの食を、イタリア人に日本の食を教える料理研究家・貝谷郁子氏が、日本の食と比べながらイタリア料理を新たな視点で語ります。
イタリア料理は日本に定着して久しく、料理、お菓子、飲み物、よく知る人もよく食べる人、作る人も多い「人気者」です。そのような中、「イタリア料理をほとんど知らない日本人がイタリアの家庭に食べに行ったらどんなことに驚くだろう?」「日本料理を知らないイタリア人が来たら?」と問いかけることから講演はスタートします。調味料、食材、調理法と驚きそうことはたくさんありますが、実は一番驚くポイントは何でしょうか。また、「イタリアのスイーツはなぜすごく甘い?」「トマトが急速にイタリア料理に広まったわけは?」など、日本人にとってのいくつもの「不思議」や「謎」を解き明かします。そして謎解きからイタリア料理・食文化の核が見えてきます。イタリアでも近年食生活が変化していると言われますが、それでも変わらないイタリア料理の魅力、パワーを再発見してみましょう。
なお、本講演会は世界イタリア料理週間の一環として開催します。
(日本語のみ)
※18時30分以降はご入館いただけませんのでご了承ください。
2024年11月22日(金)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館ホール
主催:イタリア文化会館
お申し込み:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
貝谷 郁子 Kaitani Ikuko
料理研究家・食エッセイスト。上智大学文学部卒。食の世界360°というスタンスで食を巡る執筆からレシピ開発、商品開発、料理教室(ONLINE・リアル)、セミナー、イタリア食の旅企画と幅広く活動。日本人にイタリアンや和イタリアンを、イタリア人に和食や和イタリアンをレッスン。著書は1冊目である1994年刊行のレシピとイタリア家庭料理紀行をあわせた『土曜日はイタリアン・キッチン』を皮切りに食紀行、エッセイからレシピブック、ルポとレシピの合体本など29冊を数える。近著に『パルミジャーノをひとふり〜イタリア旅ごはん帖』(亜紀書房、2023年)。和歌山市出身、東京在住。