ソロとしても活躍しているマウロ・イウラート(ヴァイオリン)とジュゼッペ・マリオッティ(ピアノ)によるデュオUniDuoが、バロックからロマン派、ベル・エポックまでの名曲の数々を演奏します。
1曲目は、ヴィヴァルディの代表曲「四季」より『冬』。ヴァイオリンとピアノのためのオリジナル編曲を披露します。続いて19世紀末から20世紀初頭にかけてトリノで生まれた、シニガーリャの魅力溢れる「3つのロマンティックな小品」とモンティ作曲のエキサイティングな「チャルダ-シュ」を演奏します。
最後に演奏するのは、ヴァイオリンとピアノのための室内楽の傑作と言えるフランク作曲の壮大なソナタです。深い表現性をもつこの作品は、叙情的なヴァイオリンとシンフォニックなピアノにより完璧な調和をもたらし、忘れがたい魅惑的な音楽体験を与えてくれます。
※演奏中は入場いただけません。またご入館いただける時間を18時50分までとさせていただきますのでご了承ください。
2024年2月29日(木)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館 ホール
主催:イタリア文化会館
お申し込み:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
マウロ・イウラート ヴァイオリン
ジュゼッペ・マリオッティ ピアノ
プログラム
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741)
「四季」より『冬』
1.アレグロ・ノン・モルト
2.ラルゴ
3.アレグロ
レオーネ・シニガーリャ(1868-1944)
3つのロマンティックな小品
1.カヴァティーナ
2.間奏曲
3.思い出
ヴィットーリオ・モンティ(1868-1922)
チャルダーシュ
セザール・フランク(1822-1890)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調
1.アレグレット・ベン・モデラート
2.アレグロ
3.レチタティーヴォ-ファンタジア
4.アレグレット・ポコ・モッソ
プロフィール
マウロ・イウラート Mauro Iurato ヴァイオリン
トリノ生まれ。エレナ·グイッツァルディのもとヴァイオリンの勉強を始める。トリノのG.ヴェルディ音楽院を卒業後、C.ロマーノ、F.グッリ、S.アッカルドら著名な巨匠に師事。
来日後、徳島文理大学音楽学部准教授を務めた。現在、相愛大学(大阪)、兵庫県立西宮高校講師。また、ザルツブルクのモーツァルテウム大学国際夏期アカデミーはじめ、世界に名だたる教育機関に定期的に招かれマスタークラスを行っている。
国際的な音楽教育を提供することを目的に、2010年、神戸にハルモニアKOBE音楽教室を設立し、生徒たちは、全日本学生音楽コンクール、日本音楽コンクール、F.クライスラー、J.ブラームス、R.リピッツァー、C.フレッシュ、E.カミラロフなどの国内外のコンクールに入賞している。
長年にわたるその指導に対して、E.カミラロフ·コンクール(ソフィア)、日本クラシック音楽コンクール、全日本ジュニアクラシック音楽コンクール、全日本弦楽コンクールなどにおいて数々の「優秀指導者賞」を受賞している。
第8回(2019年度)KOBE ART AWARD優秀賞(公財神戸文化支援基金)、また2022年に外国人として初めて神戸市より「文化奨励賞」を受賞。同年より神戸市中央区文化センター音楽プロデューサー。
大阪フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、HPAC交響楽団などの客演コンサートマスターとして出演を重ねた。
使用楽器はトリノのヴァイオリニスト、G.プニャーニ(1731-1798)が所有していた1690年製のG.カッパ作「コッラ·デッラ·キエーザ」。また、彼のために特別に作られたG.ルッキの弓を使用している。Jargar Stringsのアーティスト。
2023年6月、イタリア共和国功労勲章騎士章を受章した。
ジュゼッペ・マリオッティ Giuseppe Mariotti ピアノ
1963年生まれ。イタリアのピアチェンツァ音楽院にてピアノ、オルガン、作曲を学ぶ。1982年ウィーン国立音楽大学在籍以来、来日までの21年間をウィーンに居する。ウィーン国立音楽大学には6年間在籍し、ピアノをハンス・グラーフに師事した。
2003年、ウィーン国立音楽大学と学術交流協定を結んでいる徳島文理大学音楽学部へ客員教授として来日し、2007年4月以降現在に至るまで、同校にて常任教授・音楽学部長として学生の指導にあたっている。
ヨーロッパ、アメリカ、日本、ロシア、イスラエルで演奏活動を精力的に行うと同時に、ラジオ・テレビにも数多く出演。
2008 年4月より2年間、神戸女学院大学客員教授。2009 年以降毎年夏にウィーン国立音楽大学で行われる夏期講習会に招かれマスタークラスを担当。
イタリア人ヴァイオリン奏者マウロ・イウラートとのデュオとしての活動は1998年より始めるが、来日後にUniDuo(ウニドゥオ)を結成した。