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第7回読書クラブ

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2024923日(月・祝) 15:00-17:00

「読書クラブ」はそれぞれ参加者が自由に感想を述べあい、一緒にイタリア文学の魅力を再発見するアットホームな会です。

今回一緒に読む本は、カルミネ・アバーテ『足し算の生』(栗原俊秀訳、未知谷、2024)です。

1954年、カラブリア州にあるアルバニア系イタリア人が住む町カルフィッツィで生まれたアバーテは、アルバレシュ語という少数言語を話す環境で育ちました。1984年ドイツ語で初めての短篇集 Den Koffer und weg! (「かばんを閉めて、行け!」)を発表すると、その後はイタリア語で執筆活動を続けます。2冊の短篇集や、ドイツにおけるカラブリア移民に関するマイケ・バーマンとの共著の他、小説を多数発表し、『風の丘』(La collina del vento、関口英子訳、新潮社、2015)、『偉大なる時のモザイク』(Il mosaico del tempo grande、栗原俊秀訳、未知谷、2016)、『帰郷の祭り』La festa del ritorno、栗原俊秀訳、未知谷、2016)、『ふたつの海のあいだで』(Tra due mari、関口英子訳、新潮社、2017)、『海と山のオムレツ』(Il banchetto di nozze e altri sapori、 関口英子訳、 新潮社、2020)が日本語で出版されるなど、日本でも愛されているイタリア人作家です。

故郷で過ごした幼少期やアルバレシュ料理の味、古い叙事詩の魔法、ドイツや北イタリアへの移住など、この『足し算の生』でアバーテは、複数の世界の間で引き裂かれたような感覚ではなく、複数の場所や文化をポリフォニックに生きる、加算的な人生について繊細かつ詩情豊かに描きます。

作品情報

http://www.michitani.com/

日本語のみ(通訳なし)、どなたでもご参加いただけます。

参加希望の方は氏名、メールアドレスをご記入の上、下記宛先までお申し込みください。

Email: biblioteca.iictokyo@esteri.it (件名:「第7回読書クラブ参加希望」)

応募締切は9月18日です。お申し込み受付は先着順とし、定員(8名)に達し次第締め切ります。

一緒に素敵な読書体験をしましょう!

  • 主催: Istituto Italiano di Cultura di Tokyo