当日の模様を収めた動画のご視聴はこちらをクリックしてください。
NPO法人東京ソテリアがイタリア文化会館、ボローニャ市、ボローニャ精神保健局(AUSL di Bologna)、アルテ・エ・サルーテ劇団とともに本年10月に日伊の精神障害当事者による演劇『マラー/サド』日本公演を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2021年へ延期しました。そのプレ企画として、本年10月10日の世界精神保健デーに、イタリア文化会館をメイン会場として、大阪・名古屋・浜松・ボローニャをリモートで繋ぎ、変動の時代に求められる普遍的な人と人との繋がり、芸術の力、そして、メンタルヘルスの未来への課題と希望をテーマに普及啓発事業を行います。
公演『マラー/サド』は2018年に日本で上演されました。その際の公演情報はこちらをクリックしてご覧ください。
お問い合せ: eventi.iictokyo@esteri.it
お申し込み:こちらをクリックしてください。
※新型コロナウイルス感染症予防のため、入場者の人数制限をします。
なお、当日の模様は後日配信します。ご覧いただくためのリンクは追ってこのページでお知らせします。
プログラム
「Italy Back to Japan」 <会場ライブ 5分>
– イタリア文化会館長挨拶 ‐コロナ禍におけるイタリアと日本との文化交流
パオロ・カルヴェッティ (イタリア文化会館館長)
「ボローニャ市から日本の皆さんへ」 <リモートライブ・字幕付 5分>
– 国際交流を機にした障害者の社会参加促進と市民の理解と協力、2021年へ向けて
マルコ・ロンバルド (ボローニャ市評議員、ヨーロッパ・国際外交、国際協力、“ボローニャ・アクセシビリティ・アワード 2021”-欧州障害者政策)
「世界精神保健デーに繋がる Covid-19をめぐるメンタルヘルス」 <リモートライブ・通訳付 30分>
– 感染症流行に係る精神保健サービスの変容、個人及び社会全体の健康、特に精神保健への新たな意識をテーマにした日伊精神科医による討論
アンジェロ・フィオレッティ(エミリア・ロマーニャ州地域保健連合機構ボローニャ精神保健-依存症局長、精神科医)
指定討論:
東京(会場)/ 上島雅彦 (竹田綜合病院 精神科医)
名古屋(リモート)/ 新居 昭紀 (ぴあクリニック 精神科医)
大阪(リモート)/ 蓑島 豪智 (いわくら病院 精神科医)
「地域精神保健サービスにおけるフィジカルディスタンスとソーシャルディスタンス」
<リモートライブ・通訳付き 15分>
– コロナの時代において、人と人との間、共にあること、関係性を保つとは何か – 地域精神保健サービスの支援者による創造的提案
コンチェッタ・ピエトロバッティスタ (エミリア・ロマーニャ州地域保健連合機構ボローニャ精神保健局 生活支援員)
対談:増川ねてる(WRAP@ファシリテーター/元精神科医療・福祉ユーザー)
「世界精神保健デーに繋がる 当事者の表現活動」
– ボローニャ精神保健局の利用者がプロの俳優として活動するアルテ・エ・サルーテ劇団による2020年10月『マラー/サド』日本公演は、来年度へ延期された。一年間に及ぶ稽古を経て、日本の精神障害者や医療福祉職も俳優として参加する予定であった。イタリア人俳優達、またこの公演をきかっけに演劇稽古を開始した日本人当事者は、この経験にどう向き合ったのか? 演劇を通し、日伊が繋がる2021年『マラー/サド』日本公演へ向けての自由と希望のプロローグ
対談:松本直之(NPO法人東京ソテリア)<会場ライブ10分>
- アルテ・エ・サルーテ劇団日本公演稽古参加者体験談
東京/ 1名 <会場ライブ>
名古屋/ 1名 <リモートライブ>
浜松/1名<リモートライブ>
大阪/ 1名 <リモートライブ>
- アルテ・エ・サルーテ劇団 ナンニ・ガレッラ監督と劇団員からのメッセージ
<録画・字幕付き 5分>
- 日伊による合唱 「Matti sì ma schiavi No‐狂人だけど奴隷ではない」
<会場ライブ+録音音声とリモートライブ 5分>
「2020年から2021年世界精神保健デーへ向けて」 <リモートライブ・通訳付き 20分>
– パンデミックは私達に何を教えたか、地域精神保健サービスの未来
イヴォンヌ・ドネガーニ (エミリア・ロマーニャ州地域保健連合機構ボローニャ精神保健局 前局長、精神科医)
*日伊逐次通訳付