建築家 (Architetto)、デザイナー (Designer)、彫刻家 (Scultore)と、アルファベット順に並んだ3つの肩書きを持つひとりのデザイナー、アンジェロ・マンジャロッティ(1921-2012)。
確かにイタリアで最も多面的であり、ある意味「非対称的」な人物のひとりであったマンジャロッティは、分野を越える研究を推進し、戦後イタリアで主流となった学派の進化に対してほとんど「孤軍奮闘」したデザイナーでした。
このドキュメンタリー映画は、アンジェロ・マンジャロッティの人物像を、20世紀イタリアデザイン文化を背景に、素材や材料に対する彼の姿勢や感性に焦点を当てながら探求することを目的としています。マンジャロッティがデザインした建築の映像や、協力者・クライアント・友人たちへのインタビューを通じて、彼が手掛けた様々な分野の接点を探り、彼の思考の深さや革新への傾倒、そして、作品に内在する詩情の再構築を試みるものです。
なお、上映前にダヴィデ・マッフェイ監督によるイントロダクションを予定しています(日伊逐次通訳付)。
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お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
『アルファベット・マンジャロッティ』
原題:Alfabeto Mangiarotti
ジャンル:ドキュメンタリー、イタリア、2022年、82分
監督:ダヴィデ・マッフェイ
製作:AirPixel srl
エグゼクティブ・プロデューサー:セレナ・ミニャーニ
撮影:アレッサンドロ・バルビエリ、ダヴィデ・マッフェイ、ロレンツォ・カスティエッロ
オリジナル音楽、ポストプロダクション:アレッサンドロ・バルビエリ
編集:ダヴィデ・マッフェイ
プロダクション・コーディネーター:堀川絹江
主な出演者:エンリコ・ダヴィデ・ボナ、フランソワ・ブルクハルト、コンスタンティン・グルチッチ、濱口オサミ、川上元美、隈研吾、モニカ・ルキ、マリオ・メモリ、グエナエル・ニコラ、ニーロ・パジーニ、キアラ・パンポ、アルベルト・ヴィンターニ、ジャンパオロ・ベネディーニ
製作:AirPixel srl
後援:agape, Agapecasa
協力:Fondazione Angelo Mangiarotti
ドキュメンタリー映画『アルファベット・マンジャロッティ』上映会
10月24日(火)18:00(開場17:30)
会場:イタリア文化会館
日本語字幕付、参加無料
主催:イタリア文化会館、マンジャロッティ・アソシエイツ・ジャパン
協賛:YKK AP株式会社、株式会社インターオフィス、セラトレーディング株式会社、株式会社土井 ルミナベッラ事業部、agape、Agapecasa
※ご入館いただける時間を18時30分までとさせていただきますのでご了承ください。
当イベントは、「第23回世界イタリア語週間」の一環として行われます。イタリア語普及のための主要パートナーであるイタリア文化省、イタリア教育省、イタリア大学・研究省、書物・読書センター、スイス連邦政府、クルスカ学会、在外イタリア人総協議会、イタリア語ラジオテレビ共同体、イタリア百科事典トレッカーニ研究所、RAI、ダンテ・アリギエーリ協会の協力のもと、外交・領事ネットワークとイタリア文化会館が主催する「世界イタリア語週間」は、イタリア語に関する世界で最も重要なイベントとなっています。2001年に開始されて以来、「世界イタリア語週間」は毎年、イタリア共和国大統領の特別後援を受けて開催されています。