指揮者ガエタノ・デスピノーザ氏監修によるイタリア文化会館コンサートシリーズ第11弾はヤコフ・ザッツ(ヴィオラ)とフセヴォルド・ドヴォルキン(ピアノ)によるデュオコンサートです。
18世紀から20世紀にかけてイタリアで生まれた、ヴィオラのための音楽の旅路を辿ります。
※18時30分以降はご入場いただけませんのでご了承ください。
2024年5月30日(木)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館 ホール
主催:イタリア文化会館
お申し込み:こちらをクリックしてください
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
プログラム
フェリーチェ・デ・ジャルディーニ(1716-1796)
- ヴィオラのための独奏曲「ビリヤード・ソナタ」
アレッサンドロ・ロッラ (1757-1841)
- ヴィオラ・ソナタ第三番
フェルディナンド・ジョルジェッティ(1796-1867)
- ヴィオラとピアノのためのグラン・ソロ
サンドロ・フーガ (1906-1994)
- ヴィオラ・ソナタ
ニーノ・ロータ(1911-1979)
- ピエロ・ファルッリに捧げるヴィオラ・ソナタ
※音楽評論家、河野典子氏による曲目解説はこちらをクリックしてください。
プロフィール
ヤコフ・ザッツ Iakov Zats
モスクワ生まれ。幼少期からモスクワ音楽院に通い、同音楽院で四重奏分野の博士号を取得。1990年にはソリストとしてのキャリアをスタートする。1994年にはロシアを離れて、イタリアに移住。ミラノのカンテッリ、シチリアのシンフォニカ・シチリアーナ、ヴェローナのアレーナ財団のオーケストラに、ソリストとして出演した。また、国際的に有名な音楽家とも共演し、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場、ローマ・オペラ座、アレーナ・ディ・ヴェローナで、第一ヴィオラとして演奏した。2000年にはクラウディオ・アバドの招待を受け、マーラー室内管弦楽団に入団した。
ソリストとしての活動に加え、ピアチェンツァ国立音楽院とベルガモのドニゼッティ芸術工科大学にて、ヴィオラ教授としても活躍。イタリア、スペイン、チェコ、クロアチア、フランスでマスタークラスを開講。2018年より、ミラノ・ビコッカ大学の交響楽団の指揮者を務めている。
ヴセヴォロド・ドヴォルキン Vsevolod Dvorkin
グネーシン音楽大学とモスクワ音楽院で学び、その後イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーとミラノ音楽院でさらに研鑽を積む。ミラノのソチエタ・ディ・コンチェルティ、日本のミュージック・イン・スタイルシリーズ、メキシコ国立自治大学交響楽団、コモのアウトゥンノ・ムジカーレなどで幅広い楽曲を披露した。その中でも特筆すべきコンサートは、メキシコシティのネサワルコヨトルホールでのエドヴァルド・グリーグに捧げられたコンサートと、イタリア人監督エルマンノ・オルミによって撮影されたオロビエアルプス山頂でのコンサートである。S.クリロフ、E.ディンド、O.コチェンコヴァ、P.ベルマン、A.キセロフや、ガウデアムス五重奏団、ツェムリンスキー四重奏団などと共演し、特にヨハネス・ブラームスの室内楽曲については、全ての曲を演奏している。レコードレーベルのストラディヴァリウス、ライ・トレード、ムジデコ・クラシカルからレコードを発表した。