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講演会「『永劫回帰』/永遠の前衛」

デ・キリコ展KV0209

4月27日(土)より東京都美術館で開催される「デ・キリコ展」を記念して、本監修者ファビオ・ベンツィ氏による講演会を開催します。講演の前には信州大学教授、金井直氏によるイントロダクション、また講演後にはベンツィ氏と金井氏による対談を予定しています。

講演会では、ジョルジョ・デ・キリコの芸術における主要なテーマを、その初期から晩年の活動に至るまで、彼の人生の重要な段階や、同時代の芸術家たちと結んだ数多の関係に触れつつ、辿っていきます。哲学者ニーチェの影響から形而上学的芸術の新たなヴィジョンの創造へ、あるいはパブロ・ピカソやギヨーム・アポリネール、アンドレ・ブルトンとの関係からシュルレアリスムをはじめとする当時の主要な芸術運動との深い交流に至るまで、展示から浮かび上がる道筋をテーマごとに整理しつつ、簡潔かつ具体的に芸術家デ・キリコを描き出します。

(日伊同時通訳付)

※ご入館いただける時間を19時までとさせていただきますのでご了承ください。

2024年4月24日(水)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館 ホール
主催:イタリア文化会館、朝日新聞社
お申し込み:こちらをクリックしてください。
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it 
入場無料


ファビオ・ベンツィ 
Fabio Benzi

キェーティ・ペスカーラ大学教授。専門は現代美術史。
1997年と1998年にニューヨークのメトロポリタン美術館で、ジェーン&モルガン・ホイットニーフェローシップを受賞。ローマ国立近代美術館学術委員会委員を務めたほか、現在はジョルジョ&イーザ・デ・キリコ財団、マウロ・シローニ協会の学術委員会委員および理事、ビアジョッティ・チーニャ財団、ファウスト・ピランデッロ協会の学術顧問を務める。
象徴主義、未来派、ファシズムと造形技術の関係、19世紀から20世紀前半のイタリア及びヨーロッパの芸術など、数多くのテーマに渡る著作に加え、20世紀イタリアの主要な芸術家についてのモノグラフを多数著している。

 

金井 直 Kanai Tadashi

信州大学人文学部教授。豊田市美術館学芸員を経て現職。主な企画に「アルテ・ポーヴェラ」(豊田市美術館、2005年)、Vanishing Points(ニューデリー国立近代美術館、2007年)、「あいちトリエンナーレ2016」(共同キュレーション、愛知県美術館他、2016年)、著書に『像をうつす 複製技術時代の彫刻と写真』(赤々舎、2022年)、共著に『ジョルジョ・モランディの手紙』(みすず書房、2011年)、共訳に『Art since 1900』(東京書籍、2019年)など。ヴェネツィア大学哲学文化財学科客員研究員(2017-18年)。