写真家・音楽家として活動するバルバラ・ルイージの個展「Il Flusso Permanente – A constant flow」(会期:6月17日~29日、会場:Roonee 247 fine arts)の開催にあたり、同ギャラリーのディレクターである杉守加奈子氏が、ルイージとその作品について紹介します。
(日本語のみ)
ルイージの作品の多くには「時の流れ」というテーマが見られます。しかし、この時間の流れの感覚はひじょうに個人的なものであり、それを体験する人自身の心の状態と深く結びついています。
今回ルイージは、展覧会で展示される作品の映像上映とともにヴァイオリン演奏を披露することによって、時間の流れがさまざまな感覚に訴えかけるものであることを表現します。
※18時30分以降はご入館いただけませんのでご了承ください。
また館内では、キャップ付き飲料以外の飲食は禁止とさせていただきます。
2025年6月18日(水)18時30分(開場18時)
イタリア文化会館ホール
主催:イタリア文化会館
協力:Roonee 247 fine arts
お申し込み:こちらをクリックしてください
お問い合せ:eventi.iictokyo@esteri.it
プログラム
バルバラ・ルイージ展「Il Flusso Permanente – A constant flow」紹介
杉守加奈子(Roonee 247 Fine Artsディレクター)
ヴァイオリン演奏
バルバラ・ルイージ
・J.S.バッハ(1685-1750) サラバンド
・K.グルジ(1962- ) 新しい世界のための9つの子守歌
・G.タルティーニ(1692-2770) ヴァイオリンソナタ ト短調「捨てられたディド」
バルバラ・ルイージ Barbara Luisi
ヴィジュアルアーティスト、ヴァイオリニスト。
ミュンヘン出身。10年間のニューヨーク滞在後、現在はヴェネツィアとウィーンに暮らす。彼女の紙とシルクの作品は、自然と人間の身体に対する詩的な視点を示している。これまで世界各地のギャラリーや美術館で展覧会を開催し、その作品は多くの美術館や個人コレクションに収蔵されている。アーティストとしての活動に加え、レジーナ・クイック・アート・センター(ニューヨーク)のキュレーターやカ・フォスカリ大学管弦楽団(ヴェネツィア)のアドバイザーも務める。
室内楽では、ポッチ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを経験し、現在はクァルテット・スピリト・ヴェネツィアーノの第1ヴァイオリンを務める。現在、ピアニストのカルロ・グランテ、ダンサーのジュリア・トネッリ、作曲家のブルース・アドルフ、デヴィッド・チェスキー、ジョン・トゥーロ、コンスタンティア・グルジらと共演。バイエルン国立歌劇場管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル管弦楽団で活躍した後、現在は写真と並行してソロ活動に力を入れている。2020年1月、カーネギーホール・ニューヨークでハープの名手サーシャ・ボルダチョフとデビュー。2023年、ソリストとして2枚目のCDをリリース。
主な個展
2014 Oevres recentes、パリ・ヨーロッパ写真美術館
2015-2020 ニューヨーク、フィレンツェ、ベイルート、ウィーン、ローマ、東京、ヴェネツィア、コペンハーゲン、ジェノヴァ
2022 La Rose et l’Olivier、トゥーロン(Abbaye De La Celle)
2024 Il Flusso Permanente – A constant flow、ヴェネツィア
2025 Les Fleurs du Mal、ウィーン(Sternstudio Gallery)
Odisseo in alto mare、ジェノヴァ(ガラータ海の博物館)