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須賀敦子翻訳賞

第5回須賀敦子翻訳賞授賞式開催報告(2023年5月21日更新)

「須賀敦子翻訳賞」は1988年に創設、2007年に中断された「ピーコ・デッラ・ミランドラ賞」(過去受賞作一覧PDF)の後継として2014年に新設され、イタリア語の著作の優れた日本語への翻訳を評価、広く紹介することを目的とし、隔年で開催しています。去る4月26日、イタリア文化会館にて、以下の通り第5回須賀敦子翻訳賞授賞式が行われました。

 

授賞作品

斎藤ゆかり訳 『フォンタマーラ』(イニャツィオ・シローネ、光文社、2021年10月)

長野徹訳 『動物奇譚集』(ディーノ・ブッツァーティ、東宣出版、2022年3月)

 

◆式次第◆

開会挨拶 シルバーナ・デマイオ(イタリア文化会館館長)

選考委員紹介 和田忠彦氏(委員長)、岡田温司氏、柴田元幸氏、白崎容子氏、関口英子氏、野谷文昭氏、シルヴィオ・ヴィータ氏(欠席)

総評 和田忠彦氏(東京外国語大学名誉教授)

各委員講評

賞贈呈(賞金25万円、盾)

受賞者スピーチ

斎藤ゆかり氏を偲んで― ジェラルド・ブレイロック氏(代読・イタリア文化会館)

受賞者挨拶 長野徹氏(東京大学)

 

歴代授賞作品

第1回授賞作(2014)

白崎容子・尾河直哉訳『ピランデッロ短編集 カオス・シチリア物語』(白水社、2012)

関口英子訳『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』(光文社、2012)

 

第2回授賞作(2016)

橋本勝雄訳『プラハの墓地』(ウンベルト・エーコ著、東京創元社、2016)

栗原俊秀訳『偉大なる時のモザイク』(カルミネ・アバーテ 著、栗原俊秀訳、未知谷、2016)

 

第3回授賞作(2018)

上村忠男訳『哲学とはなにか』(ジョルジョ・アガンベン著、みすず書房、2017)

 

第4回授賞作(2020)

國司航佑訳『断想集』(ジャコモ・レオパルディ、幻戯書房、2020)